風にもまけず粗茶一服(松村栄子)

雨にもまけず粗茶一服」 の続編。

フト手にした本がアタリだと嬉しいんですが、そのアタリ本の続編までが出ちゃうと嬉しさ倍増ですね~!そんな訳で、まさか続編が読めると思ってなかったので、これを発見した時はとっても嬉しくなりました。

んで、この続編。前作に負けず劣らず面白かった!遊馬のはちゃめちゃな修行話だけでなく、カンナの結婚話もあって、なかなか読み応えも有りました。

ただ!この装丁にはビックリだったんですけどね~(笑)最初に目にした瞬間、「ダレデスカ、コノオニーサンハ?」と片言日本語で誰かに尋ねたくなりました。「もしやいつまにか映像化の話が進んでて、その主役の人?」と思ったんですが、普段、ニュース以外のTVをあまり見ないので、芸能人に疎い私には表紙のおにーさんが誰なのかサッパリわかんなくて;;;でも、もし映像化なら帯などでデカデカと宣伝してるだろうしなぁ・・・と表紙をめくると小さく「カバーモデル*超新星 ゴニル」の文字が。・・・それでも誰だかサッパリなんだけど、まぁ、映像化ではなさそうな感じ?と一人納得したのでした。

武家茶道<坂東巴流>を伝える友衛家の長男、遊馬。京都でようやく茶の湯に目覚め、比叡山に篭って修行を始めたが・・・。

比叡山での修行って、どんな過酷な修行が始まるのかと思いきや・・・(笑)いや、ある意味、めちゃめちゃ過酷だったとは思うんだけどね。なんたって、サバイバルですからね。食糧確保から始まる茶道の修行ってどんな?って感じなんだけど。おまけに、師匠?が「茶道は嫌い」ってのが凄い。それでも、なんだかんだいいつつその環境に馴染んでいく遊馬はすごいな~と思った。私なら到底無理。や、最初から「修行」なんてやらないけどさ(笑)

修行の中で、様々な人と出会い、様々なことを学んでいく遊馬。その成長していく姿に心から声援を送りたくなりました。そして、遊馬だけでなく、周囲の人々も個性溢れてて魅力的で、そして、遊馬に影響されるように、若者達がみなそれぞれに成長してくんですよね。読んでいて、清々しくニッコリ微笑めるお話でした。良かったー。

そして、遊馬の修行話だけでなく、カンナの結婚話も描かれ、彼女の出生の秘密も明かされる。この出生の秘密はホント「えぇーっ!?」とビックリの事実でしたけどね。ちょっとシンミリしつつ、幸せ話にほっこりさせてもらいました。

茶道についても色々と語られていて、そういう部分も興味深く読みました。専門用語が出てくるんですが、それに戸惑うということは無かったように思います。楽しく読めました。


で、遊馬編の方は、なんだか続編が出そうなラストだったんですけど・・・。てか、ここで終わるのっ!?と言いたくなるようなラスト。これで終わりならなんだか暴れたくなるんですけど(笑)なので、続編が出る!と信じて待ちたいと思います、はい。



・序
・風にもまけず粗茶一服
・雪にもまけず粗茶一服


(2011.01.23読了)





風にもまけず粗茶一服
マガジンハウス
松村 栄子

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