御師 弥五郎 お伊勢参り道中記(西條奈加)

「ゴメスはどうした!?ゴメスはまだかーっ!」と心の中で叫びつつ、新刊が出ればそそくさと手に取って読んでしまう(笑)そんな、西條さんの今回の作品は、江戸時代を舞台に「御師」というお伊勢参りの案内役を主人公にした作品。・・・正確にいうと、「御師」の手代見習が主人公なんだけど。

「御師」という職業があったということを今回、始めて知りました!これは伊勢神宮ならではの職業なんだろうけど、世の中にはホントに色んな職業があるんだな~と改めて思いました。それにしても、この「御師」って職業は現在もあるんでしょうか。調べればいいんだろうけど、ちょっとそこまで手が回りませーん(笑)

当時、「一生に一度はお伊勢参り」というのが念願だったんでしょうが、私にとっても、「伊勢神宮」というのは一度は行ってみたい場所のひとつです。いつか、それも出来れば近いうちに行ければいいなぁ・・・。

って、いつものごとく話が逸れちゃいましたが(笑)

日本橋の材木商である巽屋清兵衛のお伊勢参りに「御師」として同行する事になった弥五郎。弥五郎には伊勢を訪れたくない事情があり、清兵衛にも何か事情がありそうな様子。おまけに、旅の道連れとなった面々にも色んな事情がありそうで・・・。そんな一堂のお伊勢参りの旅は予想通り、波乱の旅となり・・・。

旅の一堂が抱えた事情が、少しずつ明かされていく。まぁ、予想通りの展開ではあったんですが、意外な展開もあったりして、私的にはとっても楽しめました。西條さんらしい人情話には、思わずホロリとさせられたりもしたし。特に清兵衛が抱えている秘密については、かなり重いもので・・・。まさか、そういう事情とは!という驚きもあって、結構のめり込んで読んじゃいました。

最後は、ホッと出来て、ちょっとホロリとさせられる展開で読後感も良い感じ~でした。清兵衛の問題だけじゃなく、弥五郎の方も良い方向へ向かって良かった。ただ、弥五郎の恋の行方は困難が待ち受けているようで・・・。こっちの方はちょっと大変かなぁ。まぁ、そこの部分は詳しく描いてないので、今後がどうなるのかっていうのは、読者の妄・・・想像次第って感じですけどね(笑)

・・・って、これは続編が出るんでしょうか。出てもおかしくはない感じではあるけど、どうかな。まぁ、私的にはそれよりも「ゴメスの続きっ!!」なんだけど~。


ちょっとホロリとさせられつつ、結構、手軽に楽しめる作品でした。




(2010.11.28読了)





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