ハイ・アラート(福田和代)

・・・読了に一週間もかかってしまった;;;
最近、読書も感想UPも時間がかかってますが、この作品は特に長ーーい時間をかけてしまいました。

というのも、実はですね、この作品を読み始めたと同時に母が突然、入院しちゃいまして。「転倒して左足首にひびがはいった」だけ(だけ、ってのも表現的にはアレなんだけど)なので、歩行に難があるってだけで本人はいたって元気なんですけどねー。で、家と仕事と病院の往復という慣れない日々に、体力的にも精神的にもか~な~り~グロッキー状態なワタクシ。諸々が終わってホッとして「さて、読書!」と意気込むものの、気付くとコタツの中で爆睡しちゃってるって状態でして(笑)まぁ、そんな訳で、そんなに厚い本でもないのに、読了に一週間もかかってしまいました。。。

と、ぐだぐだ言い訳を書き連ねてみましたが(笑)

そういう理由もあったんですが、睡魔に打ち勝つくらいの魅力みたいなものが、この作品にはあまり感じられなかったというのも、まぁ、正直に言えばあった訳でして。


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あ、ネタバレあります。未読の方はお気をつけて。

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爆弾を風船や鴉に運ばせて爆発させるテロリスト「十二神将」。新宿、浅草寺、六本木ヒルズ・・・と、東京の街で爆発事件を繰り返す。テロリスト達の目的とは。そして、ペルーからの出稼ぎ労働者である従兄弟の失踪を追って来日したペルー国家警察捜査官と、それを助ける裏家業から足を洗った主人公が迫った真実とは・・・。

と、これだけ読んだら、すんごいワクワクドキドキの展開を期待しちゃいますよねー!それが・・・なんだか、どうも緩い。「緩い」って漢字ではなくて「ゆるい」って平仮名で書きたくなっちゃうくらい、ゆるい。ぴーーんと張り詰めた緊張感ってのが全くと言っていいほど感じられず、先へ先へとぐいぐいと引っ張られる吸引力?みたいなものがない・・・ような。まぁ、先に述べた理由で、細切れ読書になっちゃったから、ってのもあるんだとは思うんだけど。もうちょっと緊迫感みたいなものが感じられたら・・・と思わずにはいられなかった。

出稼ぎ労働者の従兄弟については、展開があまりにもベタすぎて。っていうか、私的に、爆弾作りを始めたキッカケが「ウッカリ人を殺してしまったから」っていうのがちょっと・・・。もっとこう、別な深ーい理由っていうかね、例えば、派遣切りにあった訳だから、そこら辺に絡めての怒りとか哀しみが発端で・・・みたいな理由が欲しかったなぁ・・・。まぁ、根本はそこら辺が理由といえば理由なんだろうけど、でも、この作品にはそういう心の動き、心情ってのがあまり綴られてなくって。そういう部分も物足りなかったかなぁ・・・と思います。


・・・って、かなり辛口感想ですが;;;

設定とかが本当に私好みで面白そうだっただけに、ガッカリ感が大きくって、つい辛口気味になっちゃったような気がしますね。まぁ、そこそこ面白かったんですよ、うん。でも、読了に1週間かかっちゃったんだけどね。・・・って、これじゃフォローになってないですね(笑)

まぁ、もうちょっと気持ちに余裕がある時に読んだら、違った感想になったかもしれません。読んだタイミングが悪かったかな;;;、ということで。



(2010.11.26読了)




ハイ・アラート
徳間書店
福田 和代

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