輝跡(柴田よしき)

なんでか、なかなか手が出せなくって。つい他の本を先に読んでしまって、図書館の返却期限ギリギリでようやく読了。もっと早く読めば良かった;;;と、後悔というか反省。

高校時代に怪物と呼ばれながらも家庭の事情で夢を諦めた宏太。再び夢に向かって走り出し、プロ野球選手になった彼と出会った女達は・・・。

故郷の元恋人、プロ野球選手のファン、妻となった女子アナ、かつて同じチームでプレーした元選手の妻、そして愛人。宏太を取り巻く様々な女性達の視点で語られる物語。短編連作集なのかな。

もうね、途中から宏太が可哀想っていうかねぇ・・・。いや、野球に関してはね、結果も出してそれなりに成功してるんだけど、いかんせん、オンナ運が悪すぎっていうかさぁ。どうして、こうなっちゃうんだろう・・・と、読んでるこっちがすっごく苦しくなってしまった。切なかった。このまま、もうね、一生、女性との安らぎは得られないんじゃないかと不安になっちゃったよ。どうか、どうか、幸せになって欲しい。そんなラストであって欲しい。そう願いながら読んでしまいました。

ラストはなんとかホッと出来る感じではあったので、良かったと言えば良かったんだけど。でも、私的にはね、意外な人が最後に残ったのねぇ・・・という印象でした。

宏太が思いを寄せる女性だけでなく、選手に思いを寄せつづけた女性のお話も挟まれてたのが、また良かったな~と思いました。こういう女性って、現実にもいるんだろうなぁと思えました。

切なさが全編に漂う作品ではありましたが、最後はちょっと前向きなラストで良かったです。



(2010.11.03読了)




輝跡 (100周年書き下ろし)
講談社
柴田 よしき

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