小鳥を愛した容疑者(大倉崇裕)

面白かった。

タイトルに惹かれて手にした作品だったのですが、期待以上に良くって、夢中になって読みました。

連作短編集。
警視庁捜査一課で活躍していた須藤警部補はとある事件で銃撃を受け負傷。リハビリを兼ねて容疑者のペットを保護する警視庁総務部総務課動植物管理係に配属された。そこで出会った動物のエキスパート薄と一緒にペットの保護に向かった須藤だったが・・・。

容疑者や被害者のペットから事件を解決していくという、なんだかとってもユニークなミステリ。こういうのって読んだ事なかったような気がして、とっても新鮮でした。動物の様子から、真相に近づき、犯人に到る。その過程が、物珍しいっていうかね、今まで読んできたミステリと違ったアプローチの仕方で、読んでてすごく楽しかった。面白かった。

登場する動物っていうのが、小鳥やへヘビにカメにフクロウとペットとして飼うにはそこまでポピュラーではないものの、全く馴染みがないってものでもない。そんな動物たちなんですが、飼い方とか餌とか確かによく知らない動物たちばかりなんですよね~。それぞれの動物達の生態や含蓄に「ほうほう。ふむふむ。へー!」となりながら読みました。まぁ、ヘビの餌とかはね、想像しただけで、ぞぞぞーーっ;;;としちゃいますけど。いや~私には飼育は無理!ということは、よーく分かりました(笑)

鬼警部の須藤と動物オタクの薄のコンビも良かった。最初は須藤さんの方がちょっと嫌がってた?ような感じだったのに、なんだかだんだん息が合ってきて。ふたりの掛け合いがなかなか楽しかったですね~。ミステリだけではなくって、そういう部分も楽しませて貰いました。

これからもシリーズとして続いて欲しいなぁ。続編が読みたい。




・小鳥を愛した容疑者
・ヘビを愛した被害者
・カメを愛した容疑者
・フクロウを愛した容疑者



(2010.10.31読了)






小鳥を愛した容疑者
講談社
大倉 崇裕

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この記事へのコメント

べる
2010年11月17日 08:00
これ楽しかったですよねー。大倉さんって、ほんとひねった設定を考えるのが巧い人だなぁと感心しちゃいました。須藤さんの薄ちゃんの二人のコンビがとっても気に入りました。シリーズ化してほしいですね!
すずな
2010年11月17日 16:35
>べるさん
タイトルに惹かれて読んだんですが、「当たり」で嬉しかったです♪本当に楽しく読めましたね~!大倉さんって「オチケン」シリーズしか読んだことなかったんですが、他のお話も読んでみようと思いました。
須藤&薄のコンビのお話をもっと読みたいですよね。私もシリーズ化希望です!

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