万寿子さんの庭(黒野伸一)

以前からタイトルに惹かれてはいたものの、なかなか手が出せないでいたんです。そんな時、旅先で文庫本を発見し、その帯に惹かれて、思わず購入してしまいました。

ん~~可もなく不可もなくって感じでしょうか。普通に読んだんなら、たぶん「良かった!」と思ったんでしょうが、「基本、読書は図書館本」な私としては、購入した時点で(勝手に)かなり期待をしてしまったんですよねぇ。ということで、期待の大きさに比べると、ちょっと物足りないかなぁ・・・と思ってしまいました。

20歳の京子と78歳の万寿子さんという半世紀の年齢差の二人。京子が就職を機に引っ越した先のアパートの隣に住んでいた万寿子さん。最初はイジワルな万寿子さんに怒り心頭だった京子なんだけど、だんだんと二人の距離が縮まって・・・。

読み始めて、まずはタイトルから想像していた万寿子さんとは、かなりキャラが違ってて驚いた(笑)すごい人格者なんだろうな~なんて勝手に想像してたんですが、めちゃめちゃイジワルで。そこまでするかっ!と、思わず突っ込みをいれたくなったくらい。まぁ、そのイジワルって「子どものいたずら」程度といえば、その程度なんだけどね。でも、自分がされたら・・・と想像すると、ちょっとイヤだなぁ・・・と思っちゃいます。

右目の斜視を気にして、人付き合い、特に男性との関係作りが上手く出来ない京子が、万寿子さんとの交流の中で少しずつ自信を持ち始めていく様子は好感が持てた。ただ、恋愛関係は「え?そうなるの?」って拍子抜けしちゃう展開でビックリ。だったら、どうしてこういう設定なんだろう?と疑問です。わざわざ二人も登場させる意味はなんだったんでしょうか。そこら辺には、なんだかなーと思ってしまいます。

そして、後半。
うーーん;;;確かに、年齢差を越えての友情を育んだんでしょうが、本当にそこまで出来るものなの?ていうか、そこまでの友情を育んでいるようには、感じられなかったんですよねー。なので、京子が自分を犠牲にしてまで取った行動には、正直、シックリこなかった。違和感みたいなものを感じてしまいました。

・・・って、アレ?なんだか、かなり辛口感想になってるような;;;

あ!万寿子さんの手紙には、ついウルウルしました~。この手紙を読む限りでは、二人は深い友情を育んでいたようで・・・。やっぱり、そこら辺は私の読み取り不足なのでしょうか;;;




(2010.11.17読了)





Amazonアソシエイト by 万寿子さんの庭〔文庫〕 (小学館文庫) の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック