くじけないで(柴田トヨ)

98歳になるトヨさんの処女詩集。

ちょっと前の新聞記事で読んで「読んでみたいな~」と興味があったんですが、図書館の予約もそこそこ入ってて躊躇してたんですよね。そんな時、美容院で数冊の週刊誌に埋もれるように置いてあるのを発見!即座に手を出し、貪るように読んでしまいました。

腰を痛め気落ちするトヨさんに息子さんが詩を書くことを勧め、90歳を過ぎてから産経新聞「朝の詩」に投稿を始めたトヨさんの詩。短い言葉で日々の思いを綴った詩は、トヨさんの人柄や積み重ねてきた人生がぎゅーーっと詰まってるよう。思わず涙腺が緩み、慌てて目をシパシパさせ、気持ちを逸らせる。美容院なんて場所で読むもんじゃないですねぇ(笑)でも、ページを繰る手が止まらない。何度も涙腺が緩みかけ、その都度、他に気持ちを逸らせ続きを読む。そんな繰り返しでした。

周囲への感謝と愛情を綴る言葉の数々。98年の人生では、哀しいこと、辛いことも沢山あっただろうに、それを優しくふんわりと包み込んでニッコリと笑う。そんなトヨさんの姿が垣間見れたような気分になりました。私なんて、ほんっと、まだまだだなぁ・・・と素直に思える。98年には敵わない。足元にも及ばない。

私も頑張ろう。拳をグッと握り締めて力強く宣言するのではなく、すぅっと自然に言葉が流れるように、そんなことを思いました。




(2010.09.09読了)




くじけないで
飛鳥新社
柴田 トヨ

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