本日は、お日柄もよく(原田マハ)

何度も何度も涙を拭う。最初から最後まで、読んでる間中、泣きっ放しって感じでした。

普通のOLが、片思いをしていた幼馴染の結婚式で伝説のスピーチライターと出会い、彼女のスピーチに感激して弟子入りしてしまう。そして、幼馴染の彼のブレーンとしての日々が始まり・・・。

内容的には、予想通りで意表を突かれることのない展開とラストだったので、まぁ、それなりに~だったんですよね。ですが、このお話の中に登場する数々のスピーチにヤラレまくりました。泣きまくりました。もうね、流石です。凄いです。それしか言えないのか?と突っ込まれそうなんだけど、それしか言えないんだもーん、って感じです(笑)しょうがないですね。

私も若かりし頃は、友人達の結婚式で友人挨拶を何度かやったことがあるんですけどね。その時のことを思い出しました。私が心掛けていた事は「最初は笑わせて、最後はしんみり泣かせる」ということ。やっぱ結婚式ですからね。最初は笑いを取っても、最後は「涙」でしょう!ってなことです。・・・が!なにかを間違ってしまったのか、笑わせ過ぎた訳でもない(と本人は思ってた)のに、スピーチ終了後に友人の上司の方から「面白かった!吉本の人かと思った~!」と、みょーな誉め言葉をいただいたこともありました(笑)そんなこんなを懐かしく思い出しつつ、色々と反省もしてみたり。結婚式にすら出席する機会もめっきりと減った今日この頃なので、反省するには既に遅しですけどね(笑)ま、いつか、またスピーチする機会があったら、この作品を読んだお陰であの頃よりは上手に話せるんじゃないかと思います。いつになるか分かりませんけどね。てか、披露する機会はもうなさそうですけどね~(笑)

と、まぁ、自分の過去をあれこれと思い出しつつ、主人公のこと葉の頑張る姿や魅力溢れるスピーチの数々にぐぐーーっと惹き込まれ、貪るように夢中で読んでしまいました。もちろん、片手にタオルを持って。

内容的にはね、最初にも触れてますが、「定番」な展開でもあったし、先の政権交代やその前の郵政をめぐっての選挙やらと、現実とダブってしまう部分もあって、ちょっと冷静にというかね、我を忘れて読んでたところに水を差されてしまったような、そんな気もしないでもないんですが。まぁ、お陰で想像しやすかったとも言えるんですけどね。個人的には、すーっと冷めてしまう部分があったのは、ちょっと残念といえば残念だったかなぁ。

そして、ラストがなんだか駆け足気味。色々と端折られてたような、そんなラストでしたね~。もうちょっとね、こと葉とワダカマとの絡みというか、ラストに到るまでの過程を描いて欲しかったな~と思いました。そういうラストになるんだろうとは予想出来てたとはいえ、ちょっと唐突過ぎたような印象を受けました。


スピーチライターのお話ということで、数々のスピーチが登場しました。いくつものスピーチを読みながら、改めて、「言葉」の凄さ、恐さをを感じることが出来ました。そして、大切さも。もっともっと「言葉」を大事にしていきたい、そんなことを思った1冊でした。



(2010.10.03読了)



本日は、お日柄もよく
徳間書店
原田 マハ

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この記事へのコメント

2011年04月04日 20:17
ここに出てくるスピーチはどれも素敵でしたね。
いいスピーチとはどんなものか、とても勉強になりました。
友人結婚式での面白かったというすずなさんの友達挨拶、聞いてみたかったな。
すずな
2011年04月05日 12:46
>花さん
本当にスピーチが素敵でしたよね~!何度も泣かされました^^;どんなスピーチがいいのか勉強にもなりましたね。
私の挨拶は…はははは^^;そこまで笑いを取ったつもりはなかったんですけどね。何かがその方のツボにハマったんでしょうねぇ(笑)

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