空をとぶ小人たち(メアリー・ノートン)

シリーズ4作目。

川をはさんで作られた二つの「模型の村」。アリエッティ親子が辿りついた安住の地だと思ったのも束の間、人間の欲の為に誘拐されてしまった小人たち。脱出方法を探すアリエッティ達だったが・・・。


実は、このシリーズを読み始めた時から思ってたんですけどね。この作品は、人間目線と小人目線が入り乱れるんですよねー。私的には、小人目線だけて描いて欲しかったなーと思ってしまいます。おまけに、このシリーズ4作目もそうなんですが、小人たちが登場するのが遅いんですよー!まだかまだか、と焦らされまくりなんですよね。まぁ、それも著者の手なのかなと思わないでもないんですが(笑)でも、途中で待ちくたびれて読むのを放棄したくなっちゃったりもした・・・なんていうのは、ここだけの話です。

せっかく安住の地を手に入れたと思った矢先に、人間の欲の為に誘拐され閉じ込められたアリエッティ親子。どうにか脱出しようと思っても、閉じ込められたのは屋根裏部屋。そんな時、アリエッティが読み漁っていた雑誌に脱出のヒントが!

前半がタイクツだった分、この脱出部分がドキドキワクワクでして。窓を開ける方法を見つけて特訓する姿に興奮し、風船で作った気球で空を飛ぶアリエッティ達や上から見下ろす人間達の姿を想像しては、またまた興奮。ホントに楽しかったー!

と、楽しい気持ちも束の間。小人たちの生き方というかですね、そんなことで親子が対立する。私としては、このまま楽しく暮らしましたとさ、でいいと思うんだけど、「小人」としてはそうはいかないんですね。いわゆる、アイデンティティの問題といいましょうか・・・。難しいなぁと思いつつ、お父さんの言い分も分かる。そこは「どうしても譲れない部分」なんでしょうね。

ということで、ここもまだ小人たちにとっての安住の地ではなかったようで。この地を出て、彼らがどこに落ち着いたのか、最終巻である次巻を読むのが楽しみです。あ、アリエッティの恋?の行方も楽しみ。



(2010.08.22読了)



空をとぶ小人たち (小人の冒険シリーズ 4)
岩波書店
メアリー・ノートン

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