丘の上の赤い屋根(青井夏海)

以前、読んだ「シルバー村の恋」が面白かったので、機会があったら他作品も読んでみたいと思っていた作家さん。ちょうど図書館の新刊図書で見つけたので手にとってみました。


・・・あれ?なんだか、これはちょっと印象が薄いかな;;;

『小さなFM局を舞台にしたハートフル・ストーリー』
まさにこの言葉通りのお話でした。予想通りの展開、ちょっとごたごたしつつ最後は人情味に溢れててホッとする。そんな、さくっと読める作品でした。

亡くなった父親の遺産を継いで、大きな屋敷と敷地、そして敷地内に建つアパートを所有する事になった30代女性。子役として有名だったが、学業優先で俳優業を一時、休業。そして、その俳優業を再開したばかりの青年。この二人が、小さな街のFM局で働く事になり・・・。

二人の語りで進んでいく物語。後半は、恋愛とかでこの二人の絡みがもっとあるのかと思ってたんですが、そこまで絡むこともなくって。正直、あれ?って感じだったんですよねぇ。全く絡まないってことではないんですけどね。恋愛モードに突入しなくっても、せっかく二人の語りで進められるんだから、こう色々と二人で・・・ねぇ。そこはちょっと残念な展開でした。


え~ここからは、かなりネタバレ。お気をつけて。



真希の相続問題では、最初からタウン誌の記者は怪しすぎでした。なので、真相?がわかった時も「予想通り~♪」と喜ぶほどでもなかったりもして(笑)あ!意外だったのは、弟ですね~。絶対に怪しいと思ってたんですけどね。「赤い屋根」とかあまりにも露骨過ぎて、これは絶対にタウン誌の記者と共謀してるんだ!と思ってたんですが。意外や意外!ホントに弟だったのかっ!?でして。いや~、これにはかなり驚かされました。そこはかなり予想外で楽しませてもらったといえば、楽しませてもらったのかな(笑)

俳優でDJの航については、これはもう予想通り。王道をまっしぐらに突き進んだって感じですね(笑)特にラストとかはね、もうちょっと捻りが欲しかったと思わないでもないんですが、そうなると”さくっ”と読める作品ではなくなるし・・・。うーん、びみょーなとこですねぇ。


あら、なんだか辛口気味;;;楽しめたのは楽しめたんですよー!この作品の前に読んだのが重く暗いお話だったので、お口直しにピッタリでした。
気軽にさくっと楽しめる作品でした。



(2010.07.29読了)




丘の上の赤い屋根
PHP研究所
青井 夏海

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