陽の子雨の子(豊島ミホ)

う~~~ん、う~~~~ん。
これは感想が難しい。さて、と思って指をキーボードの上に乗せたまま止まってしまった;;;指が動かないぞ。


最初は、雪枝ってどういう!?と思ったんですよね。てか、本当にありえないような展開でして。豊島さんってこういう雰囲気の作品が無かったとは言わないけど、それにしてもこれはちょっと・・・と思ってしまって。文庫だったので、図書館で借りずに買ってしまったことをちょっと後悔したりもして。

なんたって女子大生だった雪枝がサトシという男子中学生を拾って、ずっと一緒に暮らしてるんだよ。で、24歳になった雪枝は、同級生が教師をしてる中学校の生徒である夕陽にまで、またもやちょっかいをだして家に連れ込む。あ、「連れ込む」って言葉はちょっとニュアンス的に違うけど。まぁ、家に”招待した”夕陽がやってくると、そこには、青年になったサトシが後ろ手に縛られて状態で押入れから転がり出る・・・。

うー、ありえない。ってか、かなり引いちゃいます。うわー、ちょっとこれはどうよ;;;と思いつつ、読んでいくと・・・だんだんとのめり込んで読んでるワタシがいました(笑)

後半になって、雪枝についてだんだんと語られるんだけど、そうするとね、それまでちょっと引いてた気持ちが無くなっていったんだよね。もちろん、夕陽と関わった事で、雪枝やサトシが変化していったってことも大きな要因だとは思うんだけど。

じめじめとした梅雨から、夏へと向かってだんだんと青空が広がっていく。そんな季節の移ろいとシンクロするように、雪枝とサトシが変わっていく。最初の鬱屈した空気が少しずつ薄れていくような、そんな物語でした。



(2010.07.01読了)




陽の子雨の子 (幻冬舎文庫)
幻冬舎
豊島 ミホ

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