恋する空港 あぽやん2(新野剛志)

あぽやん」に続くシリーズ第2作。

まさか2作目が出るとは思わなかったので、ちょっとビックリ。1作目は面白かった!と記憶していたので、早速、手に取りました。でも、「面白かった!」という記憶はあるものの、詳しい内容については既にうろ覚えでして・・・。内容だけじゃなく、実は主人公の名前すら覚えてないという記憶力皆無のワタクシであります;;;そんな訳で、なんだか手探り状態、薄~~い記憶を辿りながらの読書となりました。

Airport(空港)を略してAPO。旅行会社「大航ツーリスト」では成田空港所勤務の職員のことを「あぽやん」と呼んでいた。お客様を無事に空の旅へと送り出すために奮闘する「あぽやん」達と空港で起こる数々のトラブルや人間模様・・・。

1作目ほどのインパクトは無かったものの、面白かったです。

ホントにそんなことあるの!?と思う出来事に驚いたり、女性が多い職場ならではの軋轢というか人間模様もあったり。ドキドキハラハラさせられて、うぷぷぷと笑わされ、そして、しんみり。それにしても、ホントに色んなお客様がいるし、思ってもみないトラブルがあるんですね~。空港ならではの数々の出来事やトラブルに楽しませて貰いました。

特に台風時の対応などは、興味深く読みました。自然相手なので「絶対」は無い上に、空港の閉鎖や航空会社がどのタイミングで飛行機を飛ばすのかなんて、旅行会社では分からない。そんな状態で、ツアーに参加するお客様との板ばさみはシンドイよな~;;;おまけに、言質を取られないように、発する言葉にも気をつけなきゃいけないし・・・。ホント大変なんだなぁ。

今回は、空港でのトラブルだけじゃなく、航空業界を取り巻く経営状態の悪化についても描かれていて、そういう所は、航空業界と全く関わりの無い私にとってもリアリティを感じながら読むことが出来ました。

空港内での出来事を描いたお仕事小説というだけではなく、主人公遠藤の恋の行方も描いてあって、そちらも「どうなるの?」とハラハラドキドキ。楽しませてもらいました。ま、なんとか目出度し目出度しとなったようで良かったです~。




(2010.07.24読了)



恋する空港―あぽやん〈2〉
文藝春秋
新野 剛志

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