月の恋人~Moon Lovers~(道尾秀介)

うわ~「月9」だよ。最初から最後まで「月9」ドラマ!な作品でした。

道尾さんの新作だ!と意気込んで地元図書館で予約を入れたんですが、半端ない予約数にビックリ。な、なにっ!?と思ったら、キムタク主演ドラマの原作本だった;;;テレビってすごいのね~。「いつ読めるのか?」と思ったら、隣町図書館ではそれほど待たずに借りる事が出来ました。



・・・道尾作品だよねぇ?

そんな呟きを何度も漏らしてしまった;;;けしてツマラナイ訳ではない。ついつい読み耽って一気読みしちゃったくらいなんだし。でもそれは、「月9」ドラマ原作としては、という注釈がついてしまう。最初にも書いたんですが、もうね、ホントに「月9」だったんですよね。「月9」の要素満載で予想通りの展開。まさに定番!そんな作品でした。

でも、道尾作品ですからね。最後は何かとんでもないどんでん返しが!とか、もっとドロドロ・・・とか、キリキリ切ない何かが・・・とか、まぁ、いろいろと期待してたんですが、そんなものは一切無くって。予想通りといいますか、いかにも「月9」ドラマなラストでして。・・・なんだか物足りない。

道尾作品だから、という期待が大きすぎたんでしょうね。あまりにも普通の恋愛小説だったので、正直、ちょっとガッカリでした;;;私の好きな道尾さんらしさが全く感じられない作品でした。

そんな気持ちであとがきを読んだら、「色んな制約があった」ということが書かれていて、道尾さんも大変だったんだろうなぁ・・・と思いましたけど。原作を依頼する側も、そういう制約無で書いてもらえば良かったのに!ホント勿体無い。おまけに、ドラマ制作上でいろいろあって、この作品とドラマは別物になったらしいじゃないですか!(ドラマは見てない;;;)なんだよ~;;;ってか、なんだよーっ(怒)と思わず思ってしまったのは私だけでしょうか・・・。


ということで、ちょっと残念な読書となりました。道尾さんの次作に期待。


(2010.07.19読了)




月の恋人―Moon Lovers
新潮社
道尾 秀介

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この記事へのコメント

べる
2010年07月24日 07:49
私もこれを道尾さんが書く必要性は全く感じなかったです。普通に面白く読めたのは確かなんですけど。それに、ドラマちょっとだけ観たのですが、設定もキャラもほとんどが別物と言っていいくらい違ってました。同じなのは蓮介くらい。唖然としました。いろんな制約があって違うものになったと道尾さんもおっしゃってましたが、ここまで違うストーリーにするなら道尾さんに依頼しなくたって良かったんじゃないかと頭にきました。これで道尾さんの名に傷がついたのではと心配です・・・(ドラマ評判悪かったですからね~^^;)。
すずな
2010年07月26日 12:52
>べるさん
ですよねーっ!道尾さんらしさっていうのが感じられない作品でした。どういうつもりで道尾さんに書いてもったのか、聞いてみたいもんです(怒)ホント残念です。

ドラマ見られたんですね~。…で、余計に怒りを感じてしまったみたいですね^^;

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  • 道尾秀介/「月の恋人~Moon Lovers~」/新潮社刊

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