眠りの森(東野圭吾)

卒業」に続く加賀刑事シリーズ2作目。

「卒業」で大学生だった加賀が刑事となって登場。バレエ団で起こった殺人事件は正当防衛なのか。捜査を始めた加賀の前に、閉鎖された特殊なバレエ団の世界が立ち塞がる・・・。

”立ち塞がる”ってのは、ちょっと大袈裟かもね。なんて、自分で書いておいて思ったりもしますが(笑)

シリーズ1作目の「卒業」をけちょんけちょんに貶しまくった私。2作目を読むのはか~な~り~の勇気と気力が必要でした。・・・という割りには、1作目から時間を置かずに読んでますけど(笑)だって、図書館休館が3週間を過ぎるとさすがに読む本が無くなってきたんですもん。目の前にあったら、ウダウダ迷ってる余裕なんてなく、即、手が伸びるってもんですよ。

・・・って、話が逸れました;;;

ということで、ドキドキ期待ではなく不安で胸を脹らませながら読んだ「眠りの森」。うん、これは良かったです。まぁでもね、1作目と比べると、ではあるんだけどね。1作目のように、途中で挫折しそうになることもなく、最後まで一気に読めました。

もちろん、ミステリとしてはね、「ちょっとね;;;」と思う部分もありました。真相も、展開も、読み通りに進んじゃったし。そういう部分では物足りなさも感じないではなかったんですが、なんせその前に読んだ「卒業」がありましたからねー。それに比べると、もう、甘くなるのはしょうがないって感じでしょうか。

・・・って、あれ?なんか辛口気味になっちゃいましたが;;;

ミステリなんだけど、事件の真相よりも加賀の恋心がどうなるのか、そっちの方が気になっちゃいました。うーん、なんか違う気がする(笑)そういや、1作目もそういう部分があったよなー。加賀刑事の恋物語。悲恋に終わるのか?と思いきや、なんだかいい感じのラストでしたねぇ。まぁ、悲恋には変わりはないんでしょうが。今後、この二人にはなにかしらの進展があるんでしょうか。どうなのかな。

1作目を読んだ時には、シリーズ制覇に不安を覚えましたが、この2作目を読んで続きも読んでみようという気持ちになりました。だんだん面白くなっていけばいいなー。でも、あまり期待を脹らませないようにしなきゃね(笑)



(2010.06.27読了)



眠りの森 (講談社文庫)
講談社
東野 圭吾

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この記事へのコメント

べる
2010年07月01日 07:27
『新参者』がこの作品と繋がっているという事前情報を得て、去年『新参者』を読む直前に再読しました。恥ずかしいことに、犯人さえも全く覚えていなくて^^;でも、『新参者』読めども読めどもリンクらしきものが出て来ないので一体どうなってるんだろう、と思ったら最後の最後に出て来て、あー、ここか!って思いました。現在の加賀さんの人格のルーツになっているのがこの事件なのかな、と感じました。ラストシーンが好きでした。
すずな
2010年07月02日 12:43
>べるさん
ラストシーンは私も好きでした。切ないですけど…。
新参者も再読しなきゃ!と思っていますが、まだまだ先になりそうです^^;

ひめ
2010年10月16日 01:57
私、この本に出てくる高柳亜希子、それが本名でして、住まいもこの辺りで驚きましたバレエはしておりませんが、近くにバレエ団はあります。レアな名前なので、知り合いが教えてくださいましてこれからちゃんと読んでみようと思います。偶然にしては光栄でした。
すずな
2010年10月17日 07:50
>ひめさん
初めまして。コメントありがとうございます。
小説の登場人物と同姓同名なんてすごい偶然ですね~。こんな事って、なかなかありませんよね。是非、小説の方も読まれてみてください。

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