つづきの図書館(柏葉幸子)

面白かった!そして、最後は思わず涙・・・。

いきつけのブログ様「蒼のほとりで書に溺れ。」でレビューを読んで、これは面白そう!と早速、図書館で借りてきました。想像通り、いや、それ以上の面白さでした。読めて本当に良かった。

田舎の図書館で働き出した司書の桃さんの目の前に、絵本の登場人物たちが現れ、かつて自分を読んでくれた子供の「つづき」をさがしてくれと頼まれる。本じゃなくって、子供をさがす!?驚いた桃さんだったが、絵本から現れた登場人物達に振り回されながら、いつしか子供さがしに奔走する事に・・・。

「はだかの王様」の王様に「おおかみと七ひきの子やぎ」の狼、「うりこひめ」のあまのじゃく・・かつて、慣れ親しんだ絵本の登場人物たちが登場する。もうね、それだけでテンションがあがります(笑)でも、さすがに私も、いきなり目の前に「はだかの王様」が突然現れたら、桃さんと同じように悲鳴を上げちゃいそう。で、王様に「若い娘みたいに・・・云々」なーんて言われそうだな~と思う。・・・でも、出来ることなら、そういうことを言われる場面に遭遇してみたいかも(笑)

王様をはじめ、絵本の登場人物たちが気になっていた子供達のつづき。子供達は、それぞれが登場人物たちが「つづき」を気にするような事情を抱えていたんですよね。そりゃ~彼らに限らず、子供達のその後が気になりますよ~!私もどうだったのかな?どうしてかな?と、気になって、先を急ぐように読み進めてしまいました。無事に子供達の「つづき」がわかった時・・・つい、ウッカリ涙ぐんでしまいました。あいかわらず、涙腺の弱いワタシ。

そして、最後の章。「ふたりはなかよし」という絵本の中から現れた幽霊のベソちゃんがさがして欲しいといった子供は・・・。もうね、これはね、ワタシに「泣け!」って言ってるようなもんですよ(笑)桃さんや家族に関係するお話で、憎まれ口ばかりの伯母さんの心情とかを思うと・・・。

各章の最初に、桃さんの大事な人への手紙が綴られてたんですよね。最初は他人行儀で型通りみたいな手紙だったのが、章が進むごとにだんだんと「大事な人」への手紙なんだな~と思えるような手紙になってきて・・・。その手紙の相手が誰だったのかが分かったラスト。その瞬間、もうね、溢れ出る涙を止められませんでした。良かったね、桃さん!と、心から思いつつ本を閉じました。

あ~良い本に巡り会えたな~としみじみ思う。幸せを感じる瞬間。




1.図書館へ、はだかで来てはいけません。
2.夜の遠吠えは禁止です。
3.座敷童子だなんて思いません。
4.幽霊と魔女がなかよしですか?


(2010.06.06読了)




つづきの図書館
講談社
柏葉 幸子

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この記事へのコメント

2010年06月11日 23:27
すずなさん、こんばんは(^^)。
っていうか!冷静にご挨拶できない状態で、おろおろしておりまする。
よそのブログ様で私の名前が出てくると、ホントに心臓飛び出しそうです(^_^;)。
私が良かったわ~!と思った本に興味を持って頂けて、もっと良いレビューを書いて下さるなんて・・・!と感激しています♪

桃さんの手紙が、少しずつ変化していくのが、良かったですよねぇ!あのラストには、私も涙ぐみました。
すずな
2010年06月14日 12:39
>水無月・Rさん
水無月・Rさんのレビューが良かったからこそ!出会えた本です!素敵な本との出会いをありがとうございます♪

桃さんの手紙、良かったですよね~!最初は、正直「??」って感じだったんですけどね^^;
やっぱりラストは涙…でしたよね~。

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  • 『つづきの図書館』/柏葉幸子 ◎

    Excerpt: 絵本の登場人物たちが「自分の物語を読んだ子の続きを知りたいいんだ~!」と、飛び出してきた。 司書の桃さんは、彼らの願いをかなえようと色んな行動を起こすのだけど、何せ相手は絵本の登場人物たち。ドタバタ.. Weblog: 蒼のほとりで書に溺れ。 racked: 2010-06-11 23:22