僕たちの旅の話をしよう(小路幸也)

わくわく。子供達の冒険に心躍る物語でした。そして、最後はホロリ。はぁ~良いお話を読んだな~。

山奥に住む少女が10個の風船に手紙をつけて空に飛ばした。それを拾ったのは東京に住む3人の少年少女たち。その3人は、遠くのものが見えてしまったり、どんな匂いも嗅ぎ分けられたり、あらゆる音を拾う耳をもっていたりと、それぞれ不思議な力を持っていた。夏休み、その3人が少女に会いに行きたいと思うが・・・。

「子供」って”社会”の中では本当に無力なんだ、と否応無しに思わされる。ただ友だちに会いに行きたいだけなのに、お金や親やその他色んな事・・・どうしたって自分一人で何とか出来るものではないんだよねー。自分たちで何とかしたいのに、結局は大人に頼らざるをえない。そんな子供としてのジレンマみたいなものをヒシヒシと感じました。私も子供の頃はそんなことを感じた事もあったよなーと、思い出してみたり。でも、大人になってもそういうジレンマって感じる事は多いんだよね;;;なかなか思い通りにはいかない、いってくれない・・・。

そして、子供を守る存在であるはずの親や大人は、守ってくれる人もいれば、そうじゃない人だっている訳で・・・。子供達もそんな大人たちに振り回された挙句、理不尽な現実に飲み込まれていく・・・。

子供だから出来ない事も多いけれど、子供だからこそ出来る事っていうのもあるんだ!と、そんなことを改めて気づかされた。そして、子供達を温かく見守り手助けしてくれる大人だって、きっといる!私も、もしもの時、そんな”大人”でいられるようにしたい!と、そんなことを素直に思えました。

と、大人目線で書いてしまいましたが、読んでる時はシッカリ子供目線で読んでたので(笑)、ドキドキしたり、うがぁーっ!と怒ったり、そして最後はワクワクしたりと本当に楽しい読書が出来ました。

うん、面白かった!



(2010.04.17読了)



僕たちの旅の話をしよう (MF文庫ダ・ヴィンチ)
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小路 幸也

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