作家的一週間(有川浩)

Story Seller vol.3(小説新潮 5月号別冊 2010 spring)掲載。

ということで、このStory Sellerも3冊目なんですね~。てか、2冊目は有川さん以外の作品を読んでなーい;;;読もう読もうと思いつつ、いつの間にやら積読本の山の中に埋もれてしまってるよ。はぁ…いかんなぁ。反省。

…はっ、ここで落ち込んでどうする!いかん、いかん。
え~気を取り直して…。

前2作品はか~な~り~重かったんですが、今回はちょっと雰囲気が違ってました。ご本人のコメントどおり「脱力系」って感じかな。まぁ、でも最近の東京都の出来事とか思い浮かぶ事はあって、ただの「脱力系」とは違います、やっぱり。これについては、読み手としても色々、考えます。

それでも、最初のやりとりには、うぷぷぷぷー。となる(笑)すっごい攻防に思わず「がんばれー!」と声援を送りたくなったり。そうか、作家さんってこういう所でも闘ってるんだなー。や~大変ですね。でも、どう考えても作家さんの意見に共感しちゃうんだけどなぁ。受け取り方って千差万別だから、それをどうこうは言えないけどさぁ。

そして、ショート・ショートについての夫婦の会話。これはあくまでも「お話」と思いつつ、現実でもこんな感じなのかなーとか、ついつい思っちゃいますね~。なんだか、物語じゃなくてエッセイを読んでるような気分になりました。そして、その「ショート・ショート」まで読めちゃって!これって、以前「野性時代」に掲載されたものをアレンジして掲載されたようで。そっちを読んでなかった私としては、なんだか得した気分を味わってみたり(笑)

そうそう!その夫婦の会話の中で語られた「自治権大阪ご当地もの」って、これのことですね~(笑)そんなところでも、おぉ!とテンションがあがったりもしました。

先にも書きましたが、「物語」とはいえ、ある作家さんの一週間が描いてあるので、なんだかエッセイを読んでるような気分になった作品でした。その昔、新井素子さんの「結婚物語」を読んだ時の感覚に似てるかな。どこら辺が現実で、どこら辺がフィクションなのかなーと、そんなことを想像するのも楽しい。

9月に「ストーリー・セラー」という新刊が発売予定ってことでした。今までの3作品をまとめたものかな。「Story Seller」は 雑誌を買ってたので、悩みつつも文庫を買ってなかったんですよね。なので、もしそうなら嬉しいなぁ。未発表作品も1編くらい入ってれば、もっと嬉しいけどなぁ(笑)



(2010.04.14読了)





この記事へのコメント

2010年04月26日 00:28
確かに、うぷぷ…でしたねー。
重たい本を読んでいる最中だったので、軽快でよかったです。
隠しテーマはもちろん考えさせられるものですが。

この雑誌の試み自体が面白いものなので、全部、読めればいいのですが、お目当て以外は放置のままできてしまいました。
これが最後と聞くと、もうしばらく取っておいて、残りも読んでみようと思いました。
2010年04月27日 21:53
こんばんは~。
「作家的一週間」、おもしろかったですね!

今回、私は近藤史恵の作品が読みたくて買ったのですが、有川浩の作家的一週間はたっぷり笑わせてもらいました。
すずな
2010年04月28日 14:50
>香桑ちゃん
冒頭から大笑いだったね~。そのテーマは重いものなんだけどね^^;
最後ってのは残念だよね~。担当者の異動じゃしょうがないけどね…。私も他作品も読まなきゃ!と思ってますが…なかなか^^;

>牛くんの母さん
面白かったですよね~。
近藤さんはじめ、他作家さんの作品も気になってるんですけどね…。早く読まなくちゃ。
2010年09月10日 22:14
すずなさん、こんばんは(^^)。
ああ!『結婚物語』・・・!確かにそんな感じですよね♪
有川さんご夫妻が、とっても素敵だなぁと・・・いやいや一応フィクションでしたっけ(笑)。
ショートショートの方も、いい感じに脱力しましたね~。
考えさせられることは多々ありましたけど、楽しい作品でした!

すずな
2010年09月13日 12:41
>水無月・Rさん
ホントに有川さんご夫妻って素敵ですよね~!…いや、一応フィクションでしたね(笑)
大笑いしつつ、作家さんも大変なんだなぁとか色々考えさせらる作品でしたね。

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