船に乗れ!Ⅲ合奏協奏曲(藤谷治)

三部作の最終巻。
最終学年になったサトルはある選択をする・・・。

・・・泣けなかった;;;
涙腺がすっごく弱いこの私が泣けなかった。各所で絶賛されている本書。そのほとんどが「泣ける!」って書いてあったんだよねぇ・・・。それがねぇ・・・全く私の涙腺を刺激しなかったんだよね;;;うーーーん。

ということで、2作目に引き続き、この巻もそれなりに辛口感想になっちゃいそうです;;;ご了解いただける方だけ先を読んでもらえると・・・。え~引き返すなら今です!



最初にも書いたように、泣く気満々で読み始めたもんだから、なんか肩透かしをくらっちゃったような気分でして。どうも私のツボではなかったようなんですよね。「一瞬の風になれ」(佐藤多佳子)を引き合いに出した新聞広告の煽り文句に惹かれて読んだんだけど、この作品と「一瞬~」を比べるなーっ、一緒にするなーっ、とクレーム付けたい気分です。

とは言っても、音楽学校に通う生徒たち、特に、サトルの悩みや葛藤、そしてその後の決断には、とっても心を動かされました。3年生となり将来を考え始めたサトル。それまで順風だった分、”このまま続けてもソロで成功するのはほんの一握り””・・・自分の実力は?””このまま音楽を続けていくと・・・”と考え悩み、挫折感と向き合う日々はしんどかっただろうなぁと思う。そして、「辞める」という決断。読んでる方としては、このまま続けていって欲しい、乗り越えて欲しい、そう思いつつも、現実ではやっぱりそうやって「音楽」への道を諦める人のほうが多いんだろうなぁ、とも思った。

そして、金窪先生との再会。先生の寛大でオトナな対応に感嘆。会いに行った勇気には拍手を送りたいけど、狭量な私には到底出来ない対応です・・・。

全くツマラナカッタ!ということはなく、それなりに楽しめたんですよ。音楽学校での高校生活3年間、彼らと一緒に不安や期待を共有でき、彼らの成長を見守れたことは良かったと思います。思いますが、期待が大きすぎた分、最後の最後まで「感動」とは縁がなかった3部作でした。「一瞬の風になれ」を引き合いに出した新聞広告がアダになってしまったような気がします・・・。本当に残念。



船に乗れ! (3)
ジャイブ
藤谷 治

Amazonアソシエイト by ウェブリブログ商品ポータルで情報を見る


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック