船に乗れ!Ⅱ独奏(藤谷治)

3部作の2作目。高校の音楽科に通う主人公の高校2年生の一年間が描かれる。

すっごい評判のいい作品ですが、かなり辛口感想です。・・・実は、自分でもこの作品に辛口を書いても大丈夫か?と躊躇したんですが、嘘は書けないし。あくまでも「私の個人的な感想」ということで、ご容赦願いたい。ということで、ご気分を害す方も多いと思います。出来れば、そのような恐れのある方はお読みにならないことをオススメします。宜しくお願いします。




・・・うー。暗い!重い!

まさにそんな言葉でしか表せない巻でした。3部作の2作目なので、なにやら事件とか、挫折とかが待ってるんだろうなぁとは思ってたけど、ここまで暗く重いとは。正直、予想だにしてなかったですね~。この2巻だけ読むと”爽快な青春小説”とは全く言えない;;;

元々が「過去振り返り小説」的な感じで、なにやら後悔の言葉ばかりが目に付く作品だったんですが、それに重い事件が重なって、その暗さに拍車がかかってしまったようで・・・。読んでて、どうにもこうにも気分が浮上しなくて困りました。

南さんの事件は、衝撃的とは言え、まだそれは許容範囲内だったんですよね。でも、金窪先生に関しては、もうね、主人公への嫌悪というか、憤りしか感じなかった。いくらなんでも、アレはやりすぎでしょう。おまけに、普通、学校側は当事者だけでなく、他の生徒たちにも事情を聞いたりするんじゃないの?なんか、不自然というか酷すぎる。その上、主人公はそりゃ、かなり後悔してはいたけど、でも、ある意味、普通にのうのうと高校生活を送るんですよねぇ。そこら辺がね、どうにもこうにも・・・もう、受け入れられなかったんですよねぇ。これが、意図せず・・・っていうなら話は変わるんだけど、本人が悪意を持って、故意に、ってところがね。私的に「若さゆえの過ち」としての許容範囲を超えていました。・・・狭量なオトナですみません;;;

ということで、この巻の感想としては主人公への怒りしか残ってない。まぁ、なんだかんだすんごい文句言いつつも、最後まで読んでしまったあたりは、この作品の魅力のなせるワザなんでしょうけど・・・。後味の悪い2巻でした。


**船に乗れ!Ⅰ合奏と協奏



船に乗れ!(2) 独奏
ジャイブ
藤谷 治

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