キケン(有川浩)

うわー楽しかったっ!とっても、とっても楽しかったぁーっ!

うぷぷぷ。うははははは。う、ひゃひゃひゃひゃーーーっ!と、笑いっぱなしでした。ホントお腹一杯笑ったよぉーぅ!という感じ。有川作品で、こんなに開けっぴろげに笑い転げたのは久々かもしれないなぁ。そうやって笑わされた後は、しんみり、うるるるるーんと涙腺を盛大に緩まされました。

電気工科大学の機械制御研究部(略称「機研」)に集まった男子部員達の、はちゃめちゃ全開の日々を綴った物語。第1話・2話は雑誌掲載時に既読

あ。有川作品を語るときはいつものことですが思いっきりネタバレしちゃうと思われます。未読の方はご注意を!!



この作品は、主人公が大学時代の思い出を妻に語るという構成になっていて、一話毎に妻との会話がはさまれるんだけどね。私は思いっきり勘違いをしてまして・・・。この二人の会話って病床で交わされてるんじゃないか・・・と。主人公が臨終間近とか?なーんてことを思っちゃった訳です。一度そう思ったら、もうね、それが前提になってしまって(苦笑)。大学生のお話は最初に叫んだように、とっても楽しめたんだけど、夫婦の場面になる度に、ぎゅうううううっと胸を締め付けられちゃって・・・。いやぁ、思い込みはイカンですねぇ。お陰で、テンションが上がっても、一話毎に落ち着いちゃってさぁ。まぁ、お陰で一話毎にメリハリがついて良かったのかもしれないけど、「テンション鰻のぼり~」状態ってのもやってみたかったなぁ・・・とか思っちゃったりもしちゃったり。てことで、ちーと反省。

え~変な思い込み勘違いはあったものの、もちろん全開で楽しめましたですよ。もうね、上野さんのキャラの強烈な事!その上野さんへの元山くんの突っ込みが、またスバラシイ(笑)いや~笑わせてもらった。特に学祭の自転車調達のところでは、ひーひー言わせてもらいました。あ、学祭といえば、ホント爆笑の連続でしたねぇ。「サー!」とかさぁ。もうね、笑いすぎでホッペが痛くなっちゃったよ。学生達のあのノリは最高!いや、スバラシイ。

そして、笑い転げた後は涙が待っていた。最終話。元山くんが学生達の姿を見て「楽しいのは今なんだよ。」と心の中で語りかけるシーン。まずはアレにきました。ここで泣いちゃうのは、学生時代過ごしたことのある「大人達」なんだろうなぁ、と思う。今、リアルタイムで学生をやっている人たちには、もしかしたらピンとこないのかもしれない。

うん、分かる。私は高校の文化祭で実行委員になって、寝る間も惜しんで必死でやったことがあったんだ。そう、あの時は大変だったけど、ホントに楽しかったんだと今ならよーく分かる。女子なので、男子のような”やんちゃっぷり”は発揮してないけどさ~(笑)

で、そんな感じで、ついウルウルきてたところに、あの黒板ですよ。もうね、ぶわわわっときました。しっかし、あれはねぇ~!小説であれはちょっと反則じゃーっ!お陰で夜中にウッカリ号泣しちゃったじゃないかーっ!くぅーーーっ、ヤラレターっ!ですよ、ホントにね。雑誌で連載が始まった時のインタビューで「最終話に有川節炸裂の仕掛けが・・・」って書いてあったんだけど、これのことだったんですねーっ!いや~この仕掛けはホントにちょっと・・・スゴイデスネェ。

はぁ・・・。今回も有川さんにぐぐっと心臓、鷲掴みにされました。男子にしか分からない、男子だからこそ体験できるステキな世界を、「小説」という形で女子の私にも触れさせてくれた有川さんに感謝です。
あ~本当に楽しかったっ!



第1話 部長・上野直也という男
第2話 副部長・大神宏明の悲劇
第3話 三倍にしろ!-前編ー
第4話 三倍にしろ!-後編ー
第5話 勝たんまでも負けん!
最終話 落ち着け。俺たちは今、




キケン
新潮社
有川 浩

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この記事へのコメント

べる
2010年02月04日 01:37
すずなさん、こんばんは。私はすずなさんほど激しく笑えたり泣いたりはなかったのですが(^^;)、破天荒な機研のメンバーたちのドタバタエピソードは痛快でした。この年頃の男の子って、ほんとに怖いもの知らずだな~と苦笑しながら読んでました。元山と奥さんのパートは、普通に、ラブ要素はやっぱり必要なのね、有川さん、と思いました(苦笑)。
すずな
2010年02月06日 05:21
>べるさん
機研のメンバーに思わず喝采を送りたくなるような痛快なお話でしたね~。
元山と奥さんのパートはですねぇ・・・^^;なんで、「病床で」って思ったのか、今思い返すと謎です(笑)ラブ要素満載なのになぁ・・・。
2010年02月24日 17:07
こんにちはー。ご無沙汰してます。
このお話おもしろかったですよね!わたしもきゃっきゃ笑いながら読みました。しかしすずなさん、なぜにそんな「病床」設定が…?(笑)
上野が好きすぎて、他のキャラがかすんでました。特にあれですよ…元山とコンビの彼なんざ、今とっさに名前出てきませんから。えーと池谷?サトルくんてロボット??←ダメな人
有川作品の中でもかなり上位にくる作品でした!
すずな
2010年03月04日 17:48
>まみみさん
こちらこそ、すーーーっかりご無沙汰してます;;;ずっと更新がなかったので密かに心配してました。復活されて嬉しく思いつつ、ずっと読み逃げしておりましたm(__)m

面白かったですよね~!!もう、爆笑しながら読みました。私も上野はお気に入りでした。
「病床設定」…なんででしょうね^^;ホント、自分でもよくわかりませーん(笑)
2010年03月13日 13:40
こんにちは^^
TBさせていただきました。
黒板は私も泣きました。地下鉄の中で泣きました^^;
良いシーンですよね。
男同士のオバカな感じ、青春ですよね。
にしても、病床設定は凄いですね^^;想像力が凄いです!
私は夫婦で寝る前にねっころがって旦那が語ってるって言うイメージでした。
こういう雰囲気もとても好きです。ラブ要素もありましたけど、男の友情!良いですね~^^
すずな
2010年03月20日 15:19
>苗坊さん
あの黒板は泣いちゃいますよねー!男子の世界を満喫させてもらってめっちゃ楽しかったですね。
にしても、ホントに何故に病床設定になっちゃったんでしょうねぇ;;;自分でもわかりませーん^^;苗坊さんの寝る前設定はすっごぉーーく良い感じです!そうです、それですよね~~!!なんで私は・・・。
2010年03月26日 15:55
やっと読みました(そして、やっと記事を書きました)。
あの黒板にはやられました。あれはひどいっ。ずるいっ。泣けと言わんばかりのあの仕掛けは、とってもずるいっ!!
学祭のエピソードがとっても楽しくて、読み終えた途端にそこばかりリピートしてしまいました。
すると、ラーメンがとても食べたくなりました……。

ああいうおばかな日々って、今はもうやれないなぁ。でも、懐かしくて、楽しくて、あってよかったと、改めて思いました。
すずな
2010年04月04日 08:10
>香桑ちゃん
あの黒板はずるいよねーっ!しっかり泣かされちゃったよね^^;
ラーメンは私もです(笑)夜中に読むもんじゃないよね。
そして、私も読みながら自分の”あの頃”を懐かしく、ちょっと気恥ずかしく、そして愛おしく思い出しました。
2010年07月12日 20:47
すずなさん、こんばんは(^^)。
あの頃のあのパワーは、ホントとんでもないものだったんですよねぇ(笑)。
非常に懐かしかったです。・・・あそこまで強烈じゃなかったですけどね♪
しかし、皆さん書いてらっしゃるけどホント、あの黒板は反則!私も、泣きました。
すずな
2010年07月14日 12:49
>水無月・Rさん
そうそう(笑)あの頃のパワーってすごかったですよね。そんなことを、懐かしく思い出させてくれました。
そして、あの黒板はねぇ^^;泣け!って感じですよね。ホントに反則ですよね~!
2010年10月28日 22:07
キケンという題名を見て、危険という漢字を連想してましたが、機械制御研究部の略とは!
2つの意味のあるネーミングなのでしょう。
男子大学生のはじけっぷりがとても面白かったですね。
すずな
2010年10月29日 12:36
>花さん
あ、私も最初は「危険」を連想しました^^;
内容を読むと…たしかに、2つの意味のあるネーミングでしょうね!ウマイ!
男子学生たちのはじけっぷりに大笑いさせられましたね。ホント面白かったですね~!

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