コンビニたそがれ堂 奇跡の招待状(村山早紀)

コンビニたそがれ堂」シリーズ第二弾。1作目に引き続き、職場の貸本ルートから回ってきました。

やっぱり泣いてしまった。

第2弾である本書は、1作目よりも厚め。1編のお話が長めになってました。その分、ちょっとクドイかなぁ・・・と思える部分も無きにしもあらずでしたが、そこはイキオイで乗り切りました(笑)

欲しいものがなんでも揃う「コンビニたそがれ堂」。それは、訪れた本人が「欲しい」と自覚していないものまでも含まれる。そんなつもりじゃなかったのについ買ってしまったモノ。それが、奇跡の魔法を呼ぶ。

4編のお話どれもが、最初は切なかったり、恐かったりもするんですが、最後はほんわか温かい気持ちになれるものばかり。

・・・でもないかな。「魔法の振り子」は、最初から展開が読めてしまって、それはちょっとなぁ;;;と思ってた通りになってしまって。10年後に明らかになる悲しい事実。この10年が長すぎる。せめて5年くらいにして欲しかったなぁ、と思っちゃいます。そしてラストも、ほんわか温かさよりも、胸をぎゅぅぅっと掴まれるような切なさばかりを感じてしまいました。これはちょっとツライ。

ていうかですね、4編どれも「死」が色濃く沁みているような物語ばかりだったような。最初の「雪うさぎの旅」は人の死ではないけれど、やっぱりちょっと・・・。なので、最後はほんわかするものの、何かしら負の気持ちの残る読後感ではありました。大切な人の「死」を乗り越えるというのは、本当に大変なことで、そこに感情を揺さぶられる、揺さぶるモノがあるのは分かるけれど、安易にそれだけを取り上げるのはどうなのかな、なんてことを、今こうやって感想を書きながらフト思っちゃったりもしました。

あれ?すっごく感動したのに、なんだか感想が辛口気味になっちゃったような気がする(笑)

と、とにかくっ!
最後はホロリとなれるお話ばかりです。泣けます。

あ、そうそう。猫好きな方なら、最後の「エンディング~ねここや、ねここ」なんかもオススメです。読み終わった後、傍らですんごい姿で爆睡している我家の猫ちゃんを、つい眺めてしまいました。お前も、このねここちゃんのようになったりは・・・しなさそうだなぁ、なんて(笑)


・雪うさぎの旅
・人魚姫
・魔法の振り子
・エンディング~ねここや、ねここ





この記事へのコメント

2009年11月09日 15:55
この本、借りています(=積んでいます)。
貸してくれた人が、二冊目だということを知らずに買ったということで、こちらだけ回ってきました。
1冊目を先に仕入れたほうがいいですか?
すずな
2009年11月10日 05:38
>香桑さん
うん。積んでるみたいね~(笑)
この作品は、それぞれがリンクしてたりする訳でもないので、2作目だけ読んでも全く問題ないよー。安心して読んでくださーい(^.^)
2009年12月06日 22:38
やっと読みました。そして、大泣きしました。
朝起きたら、まぶたがひどいことになっていたよ……。
先は読めちゃうんだけれども、「魔法の振り子」はたまらんかったです。
手から砂がこぼれおちるように、すくいがない。すくいようがない。
そのすくいのなさを見守るしかない。諦念にも穏やかさにやられちゃった気がします。
すずな
2009年12月11日 05:15
>香桑さん
泣きのツボだったのね・・・。
そうそう。「魔法の振り子」は、先が読めて、そのすくいのないラストに向かっていくのを見守るしかない、というのが堪らなかったね。

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