追想五断章(米澤穂信)

かなり”楽しく”、というと語弊がありそうだけど、読み応えのある読書だった。
・・・と記憶してるんだけど、こうやって感想を書こうとすると何にも浮ばないのは、な~ぜ~?うーん。それなりにインパクトのある内容だったと思うんだけど、思い返すとそこまでは無かったような気もするし・・・。単に、私の記憶力の問題かなぁ?いや、それだけではないような気もするんだけどなぁ。でも、やっぱり本の感想はリアルタイムで書くべきですな。うん。

と、のっけから「鉄は熱いうちに打て」という言葉を噛み締めつつ、反省しきりのワタクシです;;;

伯父の経営する古本屋でアルバイトをしていた主人公は、ある女性から、亡くなった父親が書いた短編5編を探して欲しいと依頼される。その小説はリドルストーリーとなっていて、結末はその女性が持っているという。次々と見つかった小説は、22年前に起こった事件の真相を示すもので・・・。

結末を敢えて書かない小説の事を「リドルストーリー」と言うんだそうです。初めて知った(笑)読書好きを自負してますが、そういう用語には疎いんですよねぇ。「リドルストーリー」なるもの。あまり読んだ記憶が無いんですが、これってなんだかストレスが堪りそうな気がします。あれこれと想像出来る楽しさはあるし、ラストで「ガックリ;;;」という思いもせずにすむ、というのはいいと思うんだけど、私の性格からして「最後まで書いてくれーっ」と叫びたくなりそうな気がするなぁ、きっと。

主人公が依頼された小説探し。難航するのかと思いきや、これが意外とトントンと見つかるんですよねぇ。それこそ、ご都合主義過ぎる!と突っ込みたくなるくらいにトントンと(笑)まぁ、そこがこの作品のメインではないのでいんだけどさぁ。ちょっと拍子抜けしちゃうのは事実。でも、その作中作の小説がね、とっても良かったんですよね。なので、ご都合主義な部分には目を瞑ることにする(笑)

見つかった5編の小説と父親の残したラスト一文。22年前に起こった事件の謎と真相。すんなり終わるのかと思いきや、おぉっ!と思えるラストで楽しめました。・・・うん、楽しめたんだと思う。

と、言い聞かせてるのがなんだか説得力がないんだけど(笑)。まぁ、「儚い羊たちの祝宴」よりはゾクゾク感が少なかったのは、ちょっと残念だったかな。・・・あれ?結局、そういうオチになるのかな(笑)



(2009.10.26読了)


追想五断章
集英社
米澤 穂信

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