獣の奏者Ⅲ 探求編(上橋菜穂子)

シリーズ3作目。

2作目で終わりだと思っていたので、2作目を読んだ時に、「いろいろ、うっちゃられたままだよねぇ。もうちょっと書いて欲しい」みたいな感想を書いてましたが、ちゃんと続編が出るんだったんですね;;;私の早合点にちょっと凹みつつ、やっぱりとっても嬉しい!

と、ウキウキしながら読み始めた本書。なーんと!あれから11年後のお話ではないですか!エリンは結婚し、母となってました。その結婚相手がなかなか明かされず。相手はあの人よねーっ!?だよねーっ!?とヤキモキさせられましたよーっ!まさか、上橋さんに焦らされるとは思わなかった(笑)

エリンから母親を奪った闘蛇村での”牙”の大量死。それがまた起こった。大量死の原因を探るべく闘蛇村へと連れて行かれたエリン・・・というところから物語は始まる。闘蛇の大量死の原因。その原因は解明できたものの、ことはそれだけでは収まらず、エリンは国同士の争いに巻き込まれていく。エリンの幸せな家庭生活は終わりを告げる・・・。

もうねぇ、ぐしゅぐしゅ泣きながら読みましたよ。切なかった。特に最後はね、どうか3人をそっとしておいてあげてよーっ!と、様々な人に訴えたい気分でした。折角、幸せな家庭を築けたのに・・・。王獣と心を通わす事が出来た、それだけだったのにね。「この十年があって、よかった」二人のその言葉に、涙が止まりませんでした。

人々から忘れ去られてしまった過去。一体、どんな過去があるんでしょう。そして、闘蛇や王獣との関係をこんな風にしたことに、どんな意味があるんでしょう。これから苦難に立ち向かうエリンとその家族。この先、色んな辛い事が待ってるんだろうなぁと想像は易いんですが、どうか、どうか!最後は3人が笑顔で暮らせる日々を取り戻せますように・・・。そう祈りつつ最終巻を手に取りたいと思います。




獣の奏者 (3)探求編
講談社
上橋 菜穂子

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