木曜日、彼女は妖怪と浮気する。(オイカワショータロー)

職場の貸本ルートで回ってきた本。

タイトルもそうなんだけど、最初のページからちょっと軽め~な感じでして。うーむ、これはちょっと苦手な、中身のあんまり無いお手軽小説系?と慄きつつ読んだんですよね。それが、意外や意外!なんだか良く分からない魅力がありまして(笑)思ってた以上に、楽しく読めました。

タイトルの「彼女」には「ヨメ」とふりがながふってありまして。つまり、ヨメの浮気現場を発見してしまった主人公がアタフタする話ってことなんですけどね。ヨメの浮気相手っていうのが、池に住む妖怪「だいすけ」(ヨメ命名)で、浮気現場を見つけられても、「離婚もしない、浮気もやめない」と宣言されちゃって、なんとか別れさせようと必死になるもののそれがことごとく裏目に出ちゃう主人公。まぁ、タイトルからも分かる通り、設定と同じようにとんでも無いような裏目の出方でした(笑)

夫がいて、浮気相手のだいすけと毎週木曜日に会うという今の状態が「ちょうどいい」というヨメの言い分。実は深ぁーーい言葉でして。主人公は出会った頃の二人の「ちょうどどいい」を思い出すんですよね。なんかね、キマシタ。あ、物語自体はタイトルからも想像できるようなコメディタッチなので、うるる~んと涙ぐむ事はなかったんですよ、もちろん。でも、心にしみじみ~っと沁みてくるものがありました。大切な事も、いつしかそれが当たり前になってしまって、「大切」だった事まで忘れてしまう。「当たり前」は大切だけど、それを忘れちゃいけないよね。そんなことを思いました。

そうそう!妖怪「だいすけ」がね、これまたとっても可愛いんですよねぇ。私も、だいすけとおしゃべりをして、それから、ぼよ~んと弾む姿を見てみたーいっ!と思っちゃいましたよー。見てるだけで楽しそうです~。

最後は呆気ない終わり方で、ちょっとビックリと言えばビックリだったけど。まぁ、だいすけらしい行動ではありました(笑)




木曜日、彼女(ヨメ)は妖怪と浮気する。 (MF文庫 ダ・ヴィンチ お 3-1)
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