英雄の書(下)(宮部みゆき)

・・・え?えぇっ!?そうきたか!・・・あ~そんなぁ。。。
と、ちょっと予想外でガッカリなラストでした。救いがないことはないけど、ファンタジーでそういうラストが待ってるんなら、あまり読みたくなかったよー;;;と思っちゃいました。

下巻の半分を越えた辺りから、残りのページ数が気になって、気になって・・・。だって、どう考えても「ここから一波乱」ってのはなさそうだよなぁって感じでして。じゃぁ、これからどう展開して、どんなラストが待ってるのか?と考えると、あれ~これって下巻で終わりよね?と確認したくなっちゃりもして(笑)ま、でもそこは宮部マジックで収まるところに収めるんだろうな、と信頼はしてたんですけどね。

で、確かに収まるとこに収めたんだけど、でも、ちょっと・・・と不満は残ります。もちろん、犯した罪は大きすぎて許されるべきではないし、いくら正義であっても、やってはいけないこともあるってのも分かるんだよ。分かるんだけど、でも、これはお話でしょーっ!と、ついつい拳を握り締めたくなっちゃいます。そこがこの作品のテーマでもあるとは思うんだけど、でもっ!せめて、友里子と”お兄ちゃん”の再会だけはさせて欲しかったなぁと思わずにはいられない。ファンタジーでありながら、「夢物語」とは位置付けられない、リアルで厳しい、そんな物語でした。

ファンタジーなんだけど、これは子供にはちょっと勧められないなぁ。。。




英雄の書 下
毎日新聞社
宮部 みゆき

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この記事へのコメント

2010年02月07日 22:21
こんばんわ。TBさせていただきました。
確かにそうきたかと思いましたよね^^;
きっとハッピーエンドではないとは思いましたけど、あまりに残酷で切ないラスト。
まとまってはいましたけど、悲しかったです。
リアリティはありましたけども。
確かに子供にはすすめられませんね^^;
すずな
2010年02月11日 05:25
>苗坊さん
そうきたか!なラストでしたね。私も途中から、これは・・・とは思いましたが、こういうラストはちょっと・・・^^;
たしかにリアリティはあったんですけど、子供には進められない作品だなぁ~と思いますね。

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