龍神の雨(道尾秀介)

せっかく書いた記事が消えてしまった;;;ショック。
そんな訳で、めっちゃ短め感想で。・・・元々の記事も短かったんだけどね(笑)


なんともやりきれない。モヤモヤしてスッキリしない読後感の残るラスト。たまらない。。。

血の繋がらない2組の家族。誤解から殺意が生れ、嵐の夜に爆発する。一言で言うなら「暗い」ミステリでした。

思い込みの恐さ、”家族”を信じる事の大切さ、言葉にして伝えることの重要さを改めて感じた作品でした。そして、真相を知ったときの衝撃は大きかった。切なすぎる真相でした。確かに、最後は希望の持てるラストになっていたとは思うけど、私的には全く救われない、どうにもこうにも気持ちの持って行き場のなさを味わったまま終わってしまったという印象でして。幼い兄弟はまだしも、兄妹の方は・・・。本当に辛すぎるラストでした。

そして、タイトルにもなっている「龍」ですが。要所々で登場するものの、そこまで著者の意図が伝わらなかったといいますか・・・。そこまで印象的に登場させる意味がどこにあるのかな、という印象でして。読み終わって、「で、アレはなんだったの?」と思わず聞きたくなったり。

ということで、色んな意味でモヤモヤの残る読後感。道尾作品にしては珍しく、私的にはイマイチな作品となってしまいました。うーむ。



(09.08.04読了)


龍神の雨
新潮社
道尾 秀介

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この記事へのコメント

2009年08月25日 20:34
やりきれないラストでしたねぇ~。
あのきょうだいの先行きを考えると、もっとどうにかならんやったのかな~と考えてしまいますね…。
似たような境遇だったのに対照的な結末を迎えた要因はなんなんだろう?って考えちゃいました。
龍は、何だったんでしょうね?辰也と圭介には母親の面影を映すものだったのかもしれませんが、蓮と楓にとっては荒ぶる神でしかなかったのかなぁ。
すずな
2009年08月28日 05:07
>エビノートさん
本当にあのラストはやりきれないですね;;;二組のきょうだいの違い・・・なんだったんでしょうね。年齢も多少は関係するのかも、とは思いますが・・・。うーん。
龍はエビノートさんのおっしゃる通りだったんでしょうけど、ちょっと強引な挿入に思えてなりませんでした;;;

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