WE LOVE ジジイ(桂望実)

面白かった。

本当に面白かったんだけどね。でも、思ってたほどには高揚せず。想像とはちょっと違ってたので、それもあるのかな、とは思いますが、ちょぉーっとだけ盛り上がりに欠けたっていうかね、そんな感じでした。

過疎化している町の”町おこし”に、じいちゃん、ばあちゃんが頑張るお話だと思ってたんです。ひょんなことから関わってしまった若者を巻き込んで。っていうか、きっと、その若者が主人公で、あれよあれよと巻き込まれて身動きができなくなって、最初は嫌々やってたのが、そのうちのめり込んで、気付くと必死になって”町おこし”に取り組んでしまっていた。そんな、涙あり、笑いありの人情もの。

まぁ、大筋はそんな感じだったんですが、メインは町おこしよりも挫折した主人公が前を向いて歩いていけるようになるまでの、立ち直りのストーリーって感じかな。あ、別にイヤミっぽく言ってるわけではなく、それはそれで面白かったんですよね。「面白い」って言ったら語弊があるけど。

でも、じいちゃん達をもっともっと活躍させて欲しかったなぁ~と、ついつい欲を言いたくなっちゃいます。それは、”町おこし”の手段である「ゲーム輪投げ」の描写がイマイチ少なくって、その部分の盛り上がりに欠けたからというのもあるんですよね。作品から「ゲーム輪投げ」の楽しさっていうのが、私にはあまり伝わってこなかったんですよね。そんなんで本当に町おこしが出来るの?他の町の人、日本全国の人々が参加したい!って気持ちになるのかな?と、ついつい心配になっちゃいました。もうちょっと「ゲーム輪投げ」大会について熱くなれるように描いて欲しかったなぁと思ってしまいました。

ということで、お話自体は面白かったと思うんですが、ゲームで熱くなれなかった私には、ちょっと肩透かし感も感じてしまったのでした。




WE LOVEジジイ
文藝春秋
桂 望実

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