六月の夜と昼のあわいに(恩田陸)

短歌(詩、俳句)とイラスト、そして恩田さんの短編がコラボした作品集。

・・・やっぱ短編集は苦手;;;というか、最近どうもね、恩田作品が私のツボに”ぴたっ”とはまらなくなってきたような気がするなぁ、なんてことを思ったりもして。

短編それぞれの趣が違っていて、恩田ワールド満載!って感じで、そこそこ楽しめるんですけどね。そのどれもが、”そこそこ”という印象でして。インパクトが弱いような気がしました。改めてタイトルを見れば、「あ~そうそう!これ好きだったなぁ。」とか「あ、これも結構、好き。」とか「これ、ちーっと黒かったけど、こういうの好きなんだよなぁ。」なんて思う作品が多いのに、読了後に「面白かった!」ってシッカリと頭に残ってたのは・・・ちょっと無かったかも;;;うーん。

短歌とイラストとのコラボでしたが、イラストと短編のイメージが重なるっていうのも少なかった;;;あ、あくまでも私の個人的な印象としては、なんだけども。恩田さんの感性に私が付いていけなくなったってことなのかなと、「訪問者」を読んだ時に感じた思いがさらに大きくなってしまいました。なんか、ちょっと寂しいというかなんというか・・・。今後も、作品を読む度にそういう思いが大きくなるのかなぁ・・・。なんか、新作を読むのがだんだんと恐くなってきたような。

ちょっとグチグチ書いてしまいましたが、好きだった作品もありましたよ。「Y字路の事件」「窯変・田久保順子」「夜を遡る」「コンパートメントにて」なんかは好きだった。ちょっとほっとするのと、黒いのと、ちょっとワクワクと、最後のオチで「うわぁっ;;;」ってなった4編。特に「窯変・田久保順子」はね、現代小説かと思いきやオチではイキナリSFっぽくなっててびっくり。くら~い気持ちで読んだんだけど、実際、本当にくら~いお話なんだけど、正直、最後では「はぁ!?」っと脱力したくなりました(笑)このお話にそのオチですか、恩田さん!と突っ込みをいれたくなったり。まぁ、だからこそ、他の作品と比べて印象に残ってるのかもしれませんが・・・。




六月の夜と昼のあわいに
朝日新聞出版
恩田 陸

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この記事へのコメント

べる
2009年08月01日 07:26
すずなさん、こんにちは。私もこの短編集はいつもよりも乗り切れなかったです。小説と絵と詩、三つの要素がどうもはまってる感じがしなくて、効果的に思えなかったです。面白い試みだとは思ったのですが・・・。好きな作品はだいたいかぶってます。『Y字~』が一番好きだったかな。ところでタイトルの作者のところが北村さんに・・・??
すずな
2009年08月02日 08:25
>べるさん
べるさんもでしたか~。三つがイマイチはまらないな~;;;私の感性のせい?って、ちょっとウダウダしちゃってたんですよね^^;
私も「Y字~」が一番好きでした。下駄のエピソードが良かったです。

>タイトルの作者のところが北村さんに・・・??
ひっえぇぇーーっ!!全く気付かなかったです;;;なんという間違いっ!なんて失礼な!ソッコー訂正しました。教えてくださって、本当にありがとうございました!
2010年01月29日 22:47
すずなさん、こんばんは(^^)。
私もちょっと、絵と詞と文章の関係性が読み切れませんでした・・・。
「窯変・田久保順子」は、うわぉ!そういうオチかい!というにやり感が結構好きです。
すずな
2010年02月01日 05:33
>水無月・Rさん
水無月・Rさんもでしたかぁ^^;ちょっと難しかったですね~。
「窯変・田久保順子」のオチには思わず突っ込みをいれずにはいられませんでした(笑)まぁ、その分、印象にも強く残ってるんですけどね。

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