六の宮の姫君(北村薫)

再読。

「円紫さんと私」シリーズ4作目。
加納朋子さんの「ななつのこ」シリーズを読んだら、このシリーズが頭から離れなくなりました。「・・・ヤバイ;;;」と焦った私は、このシリーズの1~3作目を職場の貸本ルートへ強引に乗せました(笑)がっ!その時に4作目・5作目が手元に無い事に気付いてしまって・・・。たぶん、図書館から借りて読んで「文庫になったら買おう!」と思ったものの、そのまま買う機会を逃し・・・ということだったんでしょう。ということで、「今がその機会じゃ!」と某ネット書店でお買い物。届いたらそのまま職場の貸本ルートに乗せるはずが、ウッカリ手に取ってしまって再読する羽目に陥ってしまったのでした。

と、長ぁーーーい前置きでした(笑)

勢い込んで読み始めたものの、この4作目のテーマは「芥川龍之介」。苦手な、苦手な、苦手なっ!芥川;;;と、反復しちゃいたくなるくらい苦手なんですよーぅ。「活字中毒」と自認している私ですが、いわゆる「文学」は苦手分野です。

そんな訳で、ファンの間では評判が高いこの物語ですが、「私」が大学の卒論テーマに選んだ芥川龍之介の作品、「六の宮の姫君」を巡る「謎」を追求していくこの物語は、ちょっと「タイクツ」で、読み進めるのが「タイヘンコンナン」な1作となりました。そういや、初めて読んだ時もそんなことを思ったような気がするなぁ・・・。

芥川が自身の短編「六の宮の姫君」について、「あれは玉突きだね。…いや、というよりはキャッチボールだ」と言っていたという話を聴いた「私」。そこから、菊池寛との交流など、様々な作品や資料を漁って、その言葉の意味を、真相を探っていくと・・・。

シツコイ位に言ってますが(笑)、芥川は苦手なんです。なので、芥川作品も数えるほどしか読んでいない私には、出てくる作品が全くワカラナーイ状態でして。そういう意味でも、この物語の良さを味わえなかったような気がします。菊池寛にしても「父帰る」くらいしか知らないしね;;;大体、この二人が同じ時代に生きていたというのも・・・恥ずかしながら知らなかったような状態でして。私って本好きを自認する割には、そういう部分の知識が欠けてるんだよなぁ;;;と、ちょっと凹んでしまったりもしました。でも、私にとっての読書は、あくまでも「趣味」であって、「勉強」とか「知識を深める」ものではないのですよね。楽しければいい!というか、楽しくなければ意味がない!という位置付け。だから、別に知らなくったっていいのだーっ!と、すぐに開き直ったりもして・・・立ち直りは早かった(笑)

卒論がメインの物語なので、免許を取った生ちゃんとドライブ旅行に行った先でも延々と芥川論が繰り広げられたり、大好きな円紫さんの登場も少なかったりするのも残念でした。でも、少ないからこそなのか、円紫さんと「私」とのやり取り部分はとーっても楽しく読めました。




六の宮の姫君 (創元推理文庫)
東京創元社
北村 薫

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