半ズボン戦争(岸川真)

タイトルに惹かれて手にとったものの、帯の文章と中身をチラリと見て、一旦はそのまま棚に戻しました。これはちょっとキツソウ。気力を使いそうだ。・・・でも、一度手にとってしまったら気になる。たぶん、これから何度も棚で見かけては「読もうかな。どうしようかな。」と迷うことになるんだろうなぁ・・・なんてことまで予想出来ちゃう訳で。だったら、とっとと読むべし!と心を決めて手にとった。

・・・キツカッタ;;;

文章がですね、私にとっては今一歩って感じだったので、そこまでのめり込むことはなかったんだけど。それでも、ちょっとね。キツカッタですね;;;

著者が小学生の頃に体験した事実。ひとつの「嘘」から始まった「いじめ」。家のお金を盗んで買った、ガンダムのプラモデル「ガンプラ」を貢がされる日々。やがては「人間狩り」というリンチに発展していく・・・。

子供達の「いじめ」がエスカレートしていく様は背筋が寒くなる。でも、これは「事実」な訳で。そして、いじめる側、いじめられる側の立場は容易に反転する。うすら寒いものを感じながらも、ある部分では理解出来るというかですね、果たしていじめを「拒否」できるのかと問われると、はっきり胸を張って「できる」と答えられない自分がいます。もちろん、大人になった今なら断固として拒否「できる」と思いますが、あの頃の自分だったらどうだろう・・・。

大人になった著者は、この本を書き上げるにあたり、故郷に帰り、いじめに関わった同級生との再会を果たす。それが、恨み言をぶつける為ではなかったというのが、すごいなぁ~と思う。私には出来ない事だよ。




半ズボン戦争
幻冬舎
岸川 真

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