ふしぎの国の安兵衛(荒木源)

面白かった~!
普通のタイムスリップモノと言ってしまえばそれまでなんだけど、でも、なんかちょっと違う。私的には意外な展開もあったりして、とっても楽しめました。

母子家庭に突然やってきた男は、江戸時代からタイムスリップしてしまったお侍さんだった。木島安兵衛と名乗る彼を受け入れた母と息子。安兵衛と母子、どちらの戸惑いにも、うんうんと頷けるものがありました。そして、様変わりした「江戸」に戸惑いつつも、何故か家事に目覚め、料理に目覚め、特に菓子作りの才能を発揮して、一躍TVの人気者になってしまった安兵衛。果たして、安兵衛は江戸に帰れる日が来るのか・・・。

安兵衛が現代に馴染めず、ドタバタ右往左往するお話なんだろうなぁ~と思いつつ読んだんだけど、まさかお菓子作りに目覚めて、絶品のプリンやケーキを作るという展開になるとは思わなかったので、かなりビックリした(笑)いや、「そうきたか~!」と意外性があって面白かったけど。

お菓子作りに目覚めたけれど、そこは江戸時代のお侍さん。友也やひろ子にビシッと言う言葉のひとつひとつが心に響きました。もちろん、私も現代の女性ですからね、結構、耳に痛かった言葉もありましたけどね。でも、一本スジが通った言葉は、どんなに耳が痛い言葉であってもスンナリと腑に落ちるものですね。たしかに、たしかに、と納得させられました。

これは、どんなラストになるのか・・・と不安半分、期待半分で読み進めたんですが、なかなか好きなラストでした。あっさりとしすぎかな、と思わないでもないですが、でも、なんか納得というか不満は残らなかったですねぇ。不思議。あ~面白かった!と素直に言えるお話でした。

それにしても、安兵衛さんの作るお菓子は美味しそうでしたねぇ!『名代 江戸阜凛』が食べたいよーぅ(笑)




ふしぎの国の安兵衛
小学館
荒木 源

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