すごい本屋!(井原万見子)

職場の貸本ルートから回ってきた本。

和歌山県の住民100人という山奥にある本屋さんの物語。

「うちの村にも、本屋があったらええんやけど…」という村民の声で出来た「イハラ・ハートショップ」は、味噌や洗剤も一緒に売っているという、本屋さん兼雑貨屋さん。そんな小さな本屋さんなのに、絵本のエスキス展に原画展、さらには「怪傑ゾロリ」の原ゆたかさんのサイン会まで開催しちゃってる。まさにタイトル通りの「すごい本屋!」です。

井原さんの熱意がぐいぐい伝わってくるエッセイでした。子供達にたくさんの本と出会って欲しい、楽しさを味わって欲しいという思いが、大きな企画をどんどん実現させていく。ひとつの企画が話題を呼んで、それが次の企画へと繋がっていく様は、本当に不思議な魔法でも見ているようでした。

山奥の小さな本屋さんでここまでやれるというのは本当にスゴイ。ただ、小さな本屋さんだったからこそ、実現できたのかもしれないとも思いました。そこそこの本屋さんだったら、新聞や雑誌で取り上げられたり、業界の中でそこまで話題にならなかっただろうしね。やっぱり、「話題になる」っていうのが必要だと思うもんなぁ。もちろん、井原さんの行動力や熱意があったからこそ、だとは思いますけどね。

・・・ちょっと、イジワルな考え方をしちゃいましたが、読んでる間中、けっこうウルウルっとしまくりだったんですよ~(笑)こういうのは弱いんです。基本、本好きですからね。井原さんの思いや、子供達の輝いた顔を思い浮かべると、ぐっとくるものがありました。どうか、これからも、「すごい本屋!」で在りつづけて欲しいと思いました。






すごい本屋!
朝日新聞出版
井原 万見子

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