グイン・サーガ127巻 遠いうねり(栗本薫)

あぁ・・・ホントに、なんという・・・。

これまでのウダウダ停滞感を一気に解消するような展開。テンポ良く進められる物語。これからどうなる?うわ、うわ、うわーっ!とテンションが上がってきたぞー。

・・・と、そんな気持ちを一気に冷やすような著者あとがき。先日、とうとう逝ってしまわれた栗本薫さんのグイン最新刊は、これが未完に終わってしまった事を心底悔やまれるような展開でした。

イシュトが相変わらずの野性の勘(笑)を思いっきり発揮して、「ヤガに行くぞ!」と言い出したところから、だんだんとテンションが上がってきたんですが、ヨナ&スカールがヤガに近づき、到着した後半は、もう楽しくってしょうがなーい!って感じでした。

なんといっても、パロ&ヤガですったもんだの最中、ケイロニアではあのっ!!外伝1巻「七人の魔道師」で語られた災厄が起こってるんですもんねぇ。はぁ~ようやくここに追いついたのか、この時、グインはあんなことに巻き込まれ、あの人と出会ってるんだなぁ。ここにくるまで、ほんっとぉ~~~に長かったよなぁ・・・と、しみじみと感慨に浸りました。恐らく、グイン読者のみんながそんな気持ちになったんではないでしょうか(笑)

このグインが読めるのもあと2巻半。その2巻半でどこまで描かれているのかわかりませんが、「グイン・サーガ」であるからには、なんとかグインにも登場していて欲しいと願ってしまいます。そして、小説という形では無理ですが、最後のタイトル予定だった「豹頭王の花嫁」が誰だったのか、今後はどんな展開になる予定だったのか、何かの形で発表してもらえたら嬉しいなぁ・・・と思います。そんなものが(メモとか設定ノートとか)残っていれば、ですけどね。あ、でもですね、他の方名義での続編というのは遠慮したいもんです。。。


そしてそして、著者あとがき。日付から察するに、これが栗本さんの最後の文章なのかもなと思われる。文庫帯の「栗本先生、すばらしい物語をありがとうございました。」という言葉と共に、改めてご冥福をお祈りしたい。。。





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