遠くの声に耳を澄ませて(宮下奈都)

短編集。いや、連作短編集かな。
短編集だと思って読んでいたら、少しずつそれぞれのお話がリンクしてました。それに気付いて、思わず何度か遡って読み直してみたり。

最初の「アンデスの声」で、ぐっと心を掴まれました。あ~これは好きだわーという感じでして。なので、それ以降ちょっと痛いお話が続いたにも関わらず、一気に読めたような気がします。

なんというかですね、読みながら、そこここにチラリチラリと自分の姿を見せられたような気がしました。そんなに、ツンツンとされた訳でもないんだけど、気付くとちょっと顔を顰めている、ちょっと胸の奥で何かがゆらり・・・という風な。

実のところ、「だから何!?」と私がよく毒づいちゃうような、淡々としたお話が多かったんじゃないかなと思います。それでも、読み終わった後になにかが心に残ったような、そんな短編集でした。上手く言えないけど。

ということで、上手く言えないので、短め感想で(笑)あ、この著者の新刊がでたら、きっと読むんだと思います。

そうそう。この著者って、20代くらいだと思ってたんですが、違ってたようで。「1967(昭和42)年、福井県生まれ」なんだそう。ちょっとびっくりしつつ、この短編集に登場する主人公達の年齢幅には納得。




遠くの声に耳を澄ませて
新潮社
宮下 奈都

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