まんまこと(畠中恵)

畠中さんの新刊が出ていたので手にしようとして、シリーズ2作目だというこに気付いた!シリーズ1作目を読んでなかったので、慌ててこの「まんまこと」を手にした次第。

江戸・神田の町名主の一人息子、麻之助を中心に、持ち込まれる謎や厄介ごとを幼馴染の悪友二人と共に解決していくという物語。短編集。

妖の出てこない「しゃばけ」って感じで、主人公が健康体だとか、多少の設定に違いがあるものの、なんだか似てるなぁ~という印象です。持ち込まれる厄介事も、なので、インパクトがイマイチ薄いですねぇ;;;ただ、妖が出てこない分、麻之助の悪友達を始め、登場人物たちが個性豊かに描かれていたり、麻之助の切ない恋心が全編に溢れていて、そこら辺で読み応えがあったかな。

持ち込まれる厄介事は町名主で解決できる程度の事件なので、血生臭さは全くありません。その上、江戸の町名主らしい人情味溢れる裁決。1篇読み終わるごとに、ほっとしたり、ほんわか~と暖かくなったりと心が緩みました。

ただですね、私的にお由有がどうも気に食わなーい!なんだか、とっても「身勝手な女」に思えてならないんですよねぇ。江戸時代なら、しょうがなかったのかもしれないし、そういう女性も多かったのかもしれないんですが、読みながらムカムカしちゃいました;;;特に最後。ついつい「そこで麻之助に・・・すんなーっ!」と叫びたくなりましたよ(笑)麻乃助の未練は分かるけれど、お由有にはキッパリと拒絶して欲しいと思っちゃいます。麻乃助のことを思ってるのなら余計に。




まんまこと
文藝春秋
畠中 恵

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この記事へのコメント

べる
2009年05月18日 07:29
ご無沙汰しております。私も妖したちが出て来ないのでどうも物足りなさを感じるシリーズなんですよね。お由有さんに関しては同感です。振り回される麻之助が少し可哀想になりますね。でも、続編でその想いにもきっちりかたがつきますよ。お楽しみに。
すずな
2009年05月20日 05:38
>べるさん
こちらこそご無沙汰してます。実はいつも読み逃げしてます;;;

「しゃばけ」と似てるので余計に妖たちが出てないことに物足りなさを感じてしまいますね。
お由有さんにはちょっとイラッとさせられたんですが、続編ではかたがつくんですね!良かったなぁ。早く読まなくちゃ~。
エビノート
2009年06月02日 21:20
続編、積読になっているので早く読まねば!
しゃばけには似てますが、しゃばけにはない主要登場人物の恋愛の部分にどんな展開があるのか気になります!
すずな
2009年06月04日 05:00
>エビノートさん
続編では麻之助の恋愛も一区切りって感じでした。私的には、もうちょっとスッキリしたかったような気がしないでもないんですけどね^^;

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