恋文の技術(森見登美彦)

おぉぅ。オモチロイ、オモチロイ!

京都の男子大学院生が能登の実験所に飛ばされ、京都にいる友人知人家族に手紙を書きまくる。まぁ、いわゆる書簡集というもの。でも、相手からの手紙は無く、専ら男子学生の手紙のみで構成されているんですよねぇ。それでも、相手からの手紙の内容が窺い知れたり、幾人かへの手紙の内容で、何が起こっているのかという全体像が分かるんですよね。サスガでございます(笑)

もうねーーっ、なんなんだ、このオモチロさはっ!?ただの手紙だっていうのに、最初から最後まで、ぶはぶはぶくくくくくくーーーっ!!と笑いっぱなしでありました。

恋文の技術を習得してベンチャー企業を起こそうと、大学院の同窓生や妹、果ては家庭教師をしていた小学生の教え子にまで手紙を送る。いや~その動機もなかなかですが、バラエティに跳んだ文通相手もスバラシイ!手紙の内容はもっとスバラシイ!(笑)

どの相手への手紙も面白くって、めっちゃ楽しく読んだんだけど、その中でも秀逸だったのが「第九話 伊吹夏子さんへ 失敗書簡集」ですね、やっぱり。いやいや、すごいよ。大爆笑の連続でございましたよ。ここまでバラエティに富んだ手紙を書けるんだから、本当にベンチャー企業を起こせるかもしれない、とか思っちゃったよー(笑)

手紙の面白さにウッカリ見逃すところでしたが、伊吹さんの『やむを得ぬ!』にはヤラレました。伊吹さんてば、なかなかの人物ですなぁ。私も伊吹さんのように、ニッコリ笑って『やむを得ぬ!』と言えるようになりたいもんです。あーんなことやこーんなこと、諸々なウツウツに対して・・・。

それにしても、最後の画策はどうなったんでしょうね。とーーーっても気になりますなぁ。その後の顛末を記した書簡集なんて、書いて欲しいものです。

私も学生時代には文通に精を出していたころがありました。当時はメールなんてものはなかったしね。とうことで、久しぶりに手紙を書きたくなったりもした単純な私であります(笑)

とにもかくにも!
「あ~オモチロかった。」その一言に尽きまする。



恋文の技術
ポプラ社
森見 登美彦

Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


この記事へのコメント

2009年05月03日 22:08
すずなさん、こんばんは(^^)。
愛と笑いとツッコミ処満載、モリミーステキすぎ!でしたね♪
もう水無月・R、笑い転げて大変でした~。守田氏、愛すべきトホホすぎです。水無月・Rのトホホアンテナにびんびん来ました(笑)。
ああ!伊吹夏子さんの「やむを得ぬ!」はいいですよね。潔く、爽やかだ~。私もそういう風に言えるように、なりたいものです(反省)。
私は、大文字山ではきっと、素敵に大団円なラストシーンが繰り広げられたであろうと、勝手に妄想しています(^^)。

2009年05月04日 00:50
書簡集なる形式が苦手で、積んだままになっています。
が、そんなに面白いのか~。
連休中に読めるかな? 読めたらいいな。
すずなちゃんの評価に励まされて、意欲が+10という感じです。
がんばるー。
すずな
2009年05月04日 07:47
>水無月・Rさん
本当に「モリミーステキすぎ!」でしたよねぇ♪私も大爆笑の連続でした。
伊吹さんの潔さ、見習たいと思いますが、その境地に辿りつくにはまだまだ修行が必要なようです^^;
最後は素敵な大団円だろうとは思いつつ、守田氏ならば絶対に!(笑)愛すべきトホホをやらかしてるだろうと想像して、知りたくってしょうがないのです~~(笑)

>香桑さん
面白かったよーっ!
笑えるから(・・・たぶん。ちょっと弱気^^;)、がんばって読んでくだされ~☆
2009年05月11日 17:44
こんにちは~お久しぶりです!
ほんとに大爆笑でした。人さまの手紙は面白いと思っていましたが、モリミーに書かせるとここまでとは。
失敗書簡集のところなんか家じゅう転げまわりそうでしたからね…。
今までのモリミー作品の中でも、ワタシ的順位でかなり上位にランクづけした一冊です☆
すずな
2009年05月13日 05:09
>まみみさん
こちらこそ、ご無沙汰してます。実は読み逃げしてます^^;;;

爆笑の連続でしたね~。面白かった!特に失敗書簡集にはヤラレました(笑)
私的にもモリミー作品の上位にランクインした作品でした!こういうのを、もっと書いて欲しいです~。
2009年05月19日 13:01
ようやく読み終わりましたーっ。
『やむを得ぬ!』は名台詞でしたね。男性が総じてヘタレな分、女性のりりしさが際立つのももりみー作品らしい特徴のように思います。
失敗書簡集を読んでいるときには、家族から怪訝な目で見られてしまいました。あれは笑わずに読めない!!
森見さんって、ほんと、不思議な本ばっかり。
すずな
2009年05月23日 06:13
>香桑さん
「やむを得ぬ!」の伊吹さんはかっこよかったよねぇ。あの境地に自分もなりたいと思いますが・・・。
やっぱ失敗書簡集はキケンだね(笑)だんだんと壊れていくところが堪らない~!
2009年05月24日 20:55
手紙だけでこんなにオモチロイ作品になっているとは!ビックリでした~。そして、思う存分笑わせてもらいました~。良いなぁ~守田氏。愛すべき阿呆っぷりでございました。私にも手紙と天狗ハム送って欲しいです。
すずな
2009年05月28日 05:48
>エビノートさん
そうですよね~!手紙だけでこんなに笑えるとは思わなかったですね。本当に笑い転げました~。
守田氏の手紙と天狗ハムは私にも送って欲しいですっ!!(笑)

この記事へのトラックバック

  • 『恋文の技術』/森見登美彦 ◎

    Excerpt: いやいやいや・・・(^_^;)。やってくれますねぇ、森見登美彦さん! 「愛と笑いとツッコミ処満載、トルネードな妄想あふれる、トホホ旋風」がもう~、スンバラシイです、モリミー。 ・・・やっぱり大好き.. Weblog: 蒼のほとりで書に溺れ。 racked: 2009-05-03 22:04
  • 「恋文の技術」 森見登美彦

    Excerpt: 恋文の技術森見 登美彦ポプラ社 2009-03売り上げランキング : 744Amazonで詳しく見る by G-Tools 内容説明 大学から遠く離れた実験所に飛ばされた男子大学院生が、無聊を慰.. Weblog: 今日何読んだ?どうだった?? racked: 2009-05-11 17:40
  • 恋文の技術

    Excerpt:  森見登美彦 2009 ポプラ社 書簡集という形式が苦手で、もちろん作者がヒント Weblog: 香桑の読書室 racked: 2009-05-19 12:54
  • 恋文の技術 〔森見 登美彦〕

    Excerpt: 恋文の技術森見 登美彦ポプラ社 2009-03売り上げランキング : 5213おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools ≪内容≫ 京都の大学から、遠く離れた実験所に飛ばされ.. Weblog: まったり読書日記 racked: 2009-05-24 20:09
  • 「恋文の技術」森見登美彦

    Excerpt: 「恋文の技術」森見登美彦(2009)☆☆☆☆★[2009057] ※[913]、国内、現代、小説、手紙、モラトリアム、大学院生、文通 ※ネタバレ少しあり。 未読者はただ書簡小説ということだけ.. Weblog: 図書館で本を借りよう!~小説・物語~ racked: 2009-06-07 09:13
  • vol.5「恋文の技術」森見 登美彦

    Excerpt: 恋文を書いたことがありますか?わたくし、実は、恥ずかしながらあるのです。… ... Weblog: L4BOOKS - 書評イラストで素敵な小説をご紹介。毎週月曜日更新 racked: 2009-08-10 18:50