魚神(千早茜)

第21回小説すばる新人賞受賞作。

新人作家さんとは思えない、とっても雰囲気のある作品でした。居心地の悪さを感じる不安定さ、危うさが充満してる感じ。

遊郭を中心にした島。遊郭へのお客さんは本土からやってくる。江戸時代のお話なのかと思いつつ読んでいくと、本土では電気が通っていたりするあたり、そうでもなさそうで。現代なのか、日本なのかも分からないその島で、捨て子の姉弟として育てられた白亜とスケキヨ。その二人の物語。

こういう雰囲気のある作品は好きなんですが、どうも感想というのは書き難くって・・・。ついついほったらかしにしてしまっていたら1週間があっという間に過ぎてしまった;;;慌てて感想に着手したものの、何と書いていいのかわからない。むー。自分の表現力の脆弱さに軽く凹んでみたり。

白亜とスケキヨの、お互いを求めつつ離れていく、運命に翻弄されていく二人の姿が切なく痛かった。どうか幸せに・・・と思わずにはいられない。



魚神
集英社
千早 茜

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この記事へのコメント

2009年04月06日 20:08
すごく雰囲気のある作品でしたね~。これがデビュー作なんだ!とちょっとビックリしちゃいました。
白亜とスケキヨの姉弟のもどかしい距離感にほぅっとため息が出ちゃいました。剃刀男がお気に入りです♪
すずな@主
2009年04月11日 04:32
>エビノートさん
デビュー作とは思えない、雰囲気のある作品でしたね。
白亜とスケキヨ姉弟の距離が絶妙で、このまま破滅へ向かうのか・・・とヤキモキさせられちゃいました。
剃刀男は私も好きでした~。読んでて、一番、スッキリした気持ちになれる人物だったような気がします。
2009年04月28日 22:10
こんばんわ。TBさせていただきました。
ホント、デビュー作とは思えないですよね。
この独特の世界観、堪能しました。
私も、剃刀男、好きです^^
男らしくてかっこよかったですよね。
白亜とスケキヨの醸し出す世界も好きでした。
すずな
2009年05月04日 07:34
>苗坊さん
独特の世界観といい、デビュー作とは思えない作品でしたね!
剃刀男は人気ですねぇ。という私も好きだったんですけど(笑)
2011年02月15日 23:27
すずなさん、こんばんは(^^)。
幻想的で、とても美しい世界でしたね。
ラストの白亜とスケキヨが一緒に暮らしている、二人だけの世界から、いつか二人がひとつに溶け合うような気がしました。
二人だけど、一つになれるんじゃないか・・・と。
まさに堪能、でしたね~。
すずな
2011年02月16日 12:43
>水無月・Rさん
ホント雰囲気のある文章で、美しい世界が描かれてましたね~。
二人が一つに…あ~なんだか分かります。そうなるといいですね。。。

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