ぼくは悪党になりたい(笹生陽子)

職場の貸本ルートから回ってきた本。
ということで、自分で手に取る事は無かっただろうなぁ・・・と思える作品でした。

17歳の主人公エイジは、キャリアウーマンの母と異父弟との3人暮らし。イマドキの高校生みたいなのに、長期海外出張中の母親に代わって家事全般をこなすあたり、男子高校生らしくない。そこからして、タイトルのようになるのは無理そうだよなぁ~なんて思っちゃう(笑)

小学生と高校生の息子を置いて海外出張に行ってしまう母親とか、母親の留守中に弟が病気になって、母親の知人にSOSを求めたところやってきたのが・・・とか、友人は変なゲームにハマッテしまって・・・とか、その友人の彼女から呼び出されると・・・とか、内容的には本当に重いものになりそうなのに、文体が軽~いのでなんだかするりと読めてしまう。気持ち的にも、ずーんとこない。大事件なのに、なんだか「とある一日の出来事」のように語られる文章で、そんなに大事件に感じられない。

するりと読めてしまうのは良いと思うんだけど、読了後、そんなに印象に残らないのはちょっとねぇ・・・かな。




ぼくは悪党になりたい
角川書店
笹生 陽子

Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック