希望ヶ丘の人びと(重松清)

新聞広告に惹かれて手にしました。分厚いのは見ただけで分かってたんだけど、中身を確認せずに図書館から借りてきて、いざ読もうと開いたら・・・2段組だった;;;予想外に長くて、ちょっと慄きながら読みました(笑)

「亡き妻のふるさとに住む父子を描く感動長編」の言葉通りの内容でした。
妻を亡くし、脱サラして、二人の子供達と新しい町で新しい生活を始めた主人公を中心に、亡き妻の幼馴染達との交流、子供のいじめ、モンスターペアレントと、様々な困難や壁にぶつかりつつも「希望」を見出していく・・・。

重松さんらしく、容赦のなさと優しさの入り混じった物語。苦々しく、痛く、切なく、それでいて、懐かしく、温かい。はっと胸を突かれたり、イライラと憤ったりしながらも、最後にはやっぱり泣かされました。

もうね、こんな人っているよねーっ、としみじみと思ったのは宮嶋パパ。ママの方も凄かったけど、ここまでのモンスターペアレントって私の周りにはいないので、そこまでリアリティを感じる事は無かったですね(笑)で、一番リアリティがあったのが宮嶋パパ。めっちゃイライラしたし、不快感を禁じえませんでした。読んでてムカムカしちゃったよ。あとね、エーちゃんはちょっとリアリティ無さ過ぎかな。こんなぶっ飛んだ人、そうそう居ないよなぁと思えて。宮嶋パパがリアリティありすぎた分、バランス的には良かったのかもしれませんが。ま、こんな人が周りにそうそういたら大変だろうけど、でも、いたらいいなぁ・・・とは思わせる。なんだか、いつの間にやら深刻な問題が解決しちゃいそうだし(笑)

最後は収まるところに収まった感もあって、ご都合主義全開って気もしないでもないけど。でも、やっぱりまんまと泣かされちゃったしね~。人情味溢れる、心に沁みる作品でした。




希望ヶ丘の人びと
小学館
重松 清

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