オリンピックの身代金(奥田英朗)

青天の霹靂の転勤で、双方の引継ぎ等バタバタと慌しく日々を過ごしている最中、よりよって病に倒れてしまいまして・・・。久々の高熱にバッタリと倒れ伏してしまいました;;;「まさかインフルエンザ!?」という心配は「ただの風邪!」という医者の無情な一言で杞憂に終わりましたが。・・・つーことは、なんでしょね、これはいわゆる「知恵熱」ってヤツか?と自分で自分に突っ込みを入れつつウンウンと唸ること数日、ようやく復活しましたです。いつもなら一晩寝れば下がるのに、今回は土曜の夕方から火曜日まで下がらず。体力&気力共に使い果たした感じです。はぁ~久々に「39度」なんて体温計の数字を見ちゃったよ。

ということで、一週間前に読んだ本の感想を打ってる訳ですが。・・・なんか、すーーっかり忘れちゃったよ、という感じ(笑)新しい仕事を覚えたり、高熱にやられちゃったりで、なんだか頭の中がワヤワヤ。。。


面白かった!んですよね。本当に面白くって、夢中で読んだんだけどねぇ。あの時の熱い気持ちは、高熱と共にすーーっかりどこぞへ飛んでいってしまったようでして。むー、どうしましょう(笑)ということで、短め感想で。

昭和39年の夏。「東京オリンピック」を”人質”にした脅迫事件。なんとしても犯人を捕まえオリンピックを成功させようとする警察と、その警察から身代金を奪取しようとする犯人の攻防。国民に動揺を与えないように、情報統制を敷き、秘密裏に捜査を行わなければならない。オリンピックが標的にされていることを知られてはならない・・・。

犯人と警察の二つの視点、二つの時間軸で描かれる。そのタイムラグがだんだんと狭まっていくにつれて、緊迫感も高まっていってドキドキ感も最高潮に達しました。最初から犯人も分かっているし、そこそこの動機もわかっているんだけど、それが面白さを半減させる事はなく、逆に面白さが募っていったような気がします。特に最後の攻防は手に汗握るものでした。

警察と犯人の攻防はもちろんですが、警察内部の攻防もなかなか・・・(笑)いろんな作家さん&作品によって、よく語られていることではありますが、見方同士でいがみ合ってどうすんじゃ!とツッコミ所満載、リアリティありすぎな内容には怒りを通り越して笑ってしまいます。今でも、やっぱり似たような縄張り争いってあるんでしょうか?あるんでしょうねぇ・・・。



オリンピックの身代金
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奥田 英朗

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この記事へのコメント

2009年04月01日 13:56
田舎しか知らなかったオレは、あの当時の東京は外国だと思ってました。

それだけ、格差が大きかったんですねぇ。

まさにそんな当時の心情をうまく表現していると思います。
すずな@主
2009年04月05日 08:07
>じゅずじさん
そうですね。東京オリンピックの時はまだこの世に存在していない私にとっても、「東京」が外国だった頃の雰囲気がよく分かる、想像しやすい作品でした。
2010年02月23日 22:28
こんばんわ。TBさせていただきました。
面白くてどんどん読めたのですが、内容が暗くて重たかったので、心がどんどん沈んでいきました。
東京オリンピックが凄かったというのは分かりますが、読んでいると本当に東京だけ外国のようでした。
島崎VS警察もドキドキしましたが、警察内部もいろいろありましたね。。。
確かに刑事VS公安はドラマでもよく見ます。
すずな
2010年03月04日 17:24
>苗坊さん
面白かったんですが、たしかに暗くて重いお話でしたね;;;
犯人対警察、警察内部の対立もドキドキものでした。警察内部の対立、よくTVドラマなどでも描かれますが、実際のところはどうなんでしょうね。気になります(笑)
2013年03月26日 23:46
すずなさん こちらにもコメントを
なんですか随分と昔の記事に申し訳ありません。
とってもいい小説だったので、
誰か読んでいないのかと探してしまいました 笑
すずな
2013年03月29日 05:20
>yoriさん
コメント&TBありがとうございます♪昔の記事にもいただけるのは凄く嬉しいので大歓迎です!
読んでて良かったです(笑)面白かったですよねー!

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