チェーン・ポイズン(本多孝好)

な、なっにぃーーーーっ!?
と、叫びたくなるようなラスト。くぅーっ、まんまと騙されたわっ!と著者に吐き捨てたい気分を味わいました(笑)すっごく悔しい。けど、こうも完全に騙されると、逆に清々しささえ感じてしまいますなぁ。あ~悔しいけど、同じくらい嬉しいよ。矛盾してるけど、やられちゃったよーっ、と大笑いしたい気分でした。

服毒自殺した元OLと、その謎を追う雑誌記者。自殺を決意した元OLの一年と、自殺後に元OLの死に興味を持った記者が彼女を追いかけるという、時間軸のずれた二人が交互に描写される。

死を待つ一年で無気力な元OLが出会った人々と、それによって変わって行く心情。その元OLの足跡に、たどり着くようでなかなかたどり着けない記者。二人の距離がもどかしく、ハラハラドキドキさせられました。

「でも。結局、最後は分かってるんだよなぁ;;;」と突き放しかけたところでの大どんでん返し。もうね、最初にも書いてるけど、読みながら大声で叫びたい気分でした。それまでの重苦しさが一瞬にして跳ね除けられ、清々しさすら感じられる読後感。もちろん、全てが死から免れた訳ではないんだけど、それでも「あ~良かったなぁ」と思える、希望を持てるラストでした。

とっても面白かった!



チェーン・ポイズン
講談社
本多 孝好

Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • チェーン・ポイズン  本多孝好

    Excerpt: チェーン・ポイズン/本多 孝好 本多孝好 講談社 2008 STORY: 雑誌記者の原田は、自分が取材をした2人が毒薬で同時期に自殺をしたことを気にかけていた。そんなとき、元OLが.. Weblog: 読書・映画・ドラマetc覚書(アメブロ版) racked: 2009-03-13 19:00