方舟は冬の国へ(西澤保彦)

面白かったー!ついつい他の事をホッタラカシにして、夢中で読んでしまいました。

ハローワークの前で奇妙な仕事の依頼を受けた主人公。1ヶ月間、別人として見知らぬ女性と少女の3人で仲の良い家族を演じるというもの。連れて行かれた家で始まった共同生活は・・・。

あらゆる場所に盗聴器と監視カメラの仕掛けられた家で、偽の家族を演じる。その家の中にいる限り、会話も行動も監視されているので、いつも気が抜けない。ずーっと家族の振りをしなければならない。もう、その設定だけで色んな想像が膨らんで、どうしてそんなことをさせるのか?どんな真相がまってるのか?とワクワクしちゃいました。こういうの大好きー!

その上、家族として生活しているうちに、主人公たちに不思議な現象が起こり始める。うわー、SFですかっ!?もうね、このお話がどう転んでいくのか予測がつかない。どう展開して、どんな結末を迎えるのか、続きが気になって気になって・・・。がつがつと貪り読みましたよ。

ラストは著者があとがきで語っているように「おとなのお伽噺」でした。悲しい結末になりそうだなぁ・・・と切なくなっていていたので、嬉しい裏切りに「うんうん、そうこなくっちゃー!」と自然と顔が緩んでしまいました。

それにしても、西澤さんってあいかわらず変わったというか、難しい名前を登場人物たちにつけますねぇ。今回は「言語同断」さんですよ。読めないって!ということで、「てくらだ」と書いたメモを横において読んじゃったよ(笑)ちなみに主人公の苗字も「十」さんで、「つなし」さん。こっちは言語同断さんに比べれば憶えやすかったけどね・・・。





Amazonアソシエイト by ウェブリブログ


この記事へのコメント

この記事へのトラックバック