グイン・サーガ124 ミロクの巡礼(栗本薫)

本編を読んで、うーん。著者あとがきを読んで、うむむむむ。と思った巻でした。

前巻で”序章”とか言っておきながら、ケイロニアからもゴーラからも、そしてパロからも離れ、ヨナがミロク巡礼へと旅立つという・・・。まだ”序章”が続いているような(笑)やっと、ワクワクドキドキの展開になるのかっ!と期待させといて、なんだかまったり~とした時間が流れてましたねぇ。うーん。

ヨナなんか、ナリスさまの墓参りまでしちゃって、なんだか浸っちゃったりもして。まぁ、それも分るんだけどさぁ・・・。使命があるんでしょう?ミロク教徒の動向を探るんでしょう?とっとと向かわんかい!と言いたい。そして、やっと旅立つんだけど、またここからが長いんだ;;;すんなり目的地に着かない;;;「ヨナのミロク巡礼紀行記」みたいな感じ。タイス編あたりと同じパターンにならないのかと不安です;;;どどどーんと物語が進まないものか。

おまけに、最後は「まさかねぇ・・・」と思ったお約束の方登場だよ。まぁ、いいけどさ。草原だから当然と言えば当然だしね。ただ、しばらくはこの二人を中心に物語が進むんだなということが分りました。ここから、どう物語が転ぶのか・・・。なかなかスンナリとはいかなさそうだなぁ。グインやイシュト、そしてリンダに早く再登場して欲しいもんですが、無理そうな気もするし・・・。なんたって、スーティのことを忘れてる(消去された)グインですからねぇ。なんだか、複雑な難しい方向に進みそうです。

そして、著者あとがき。
・・・はぁ。思ってた以上に体調はお悪いようです;;;最終巻「豹頭王の花嫁」は読めないかも、という覚悟を決めさせられました。それでも、グインを終わらせる方向ではなく、ますます広げていくような展開にしている著者に、”プロ”というか”矜持”というか、そんなものを感じてしまったり。もちろん、なんとか完結して欲しい!とは思いますが、無理矢理終わらせようとはしないところには、敬意をはらいたいという気持ちになりました。なってしまいました;;;ま、でも、本来なら100巻で終わらせるべきところを、終わらせなかったんだから、その点では”プロ”という部分にクレーム付けたい気もしないでもないんですけどね(笑)・・・うーん、複雑;;;





この記事へのコメント

この記事へのトラックバック