少年たちのおだやかな日々(多島斗志之)

面白かった!・・・と言ったら語弊があるかもしれないけど、面白かったんですよねぇ・・・。でも、後味はめっちゃ悪い。もやもやが停滞してる感じです。

男子中学生が主人公の短編集。彼らが、周囲の人々によって歪んでいく、歪まされていく様子が描いてある。

子供と大人の狭間にいる男子中学生。クラスメイトの母親の不倫現場に遭遇したり、彼女が心の均衡を壊していたり、友人の姉と始めたゲームの罰ゲームがとんでもなかったり、ヒッチハイクで知り合ったカップルは訳ありだったり、友人から叔父に変な催眠術をかけられたかもしれないと相談されたり、姉の婚約者の電車内での犯罪を目撃したり、教師から万引きの疑いをかけられたり。そんな彼らが、だんだんと身動きできなくなっていくと・・・。

どれもこれも、げげげん;;;な出来事で、読み進めるのに躊躇するんだけど、ラストにまた意外な展開が待っていて。そっちかーっ!と叫びたくなるような方向に進むので、ついつい読むのをやめられませんでした。一番、衝撃的なラストだったのは「嘘だろ」。いや~姉の婚約者ばっかりに気を取られてたら、まさかそっちもだったとは!おまけに、君もそうくるのかーっ!と。後は「言いなさい」もなかなか・・・。

ラストの意外性が面白くてクセになりそうでした。でも、やっぱり読後感はスッキリサッパリとはいかないなぁ・・・。




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この記事へのコメント

べる
2008年11月09日 16:53
すずなさんこんにちは。最近この方気になってたんですよー。この間東京創元から出た新刊も面白そうなので読みたいなーと思っていたところです。これは表紙見てる限りラノベっぽく見えますね^^;後味悪いのかぁ・・・でも面白そう。文庫しか出てないんでしょうか。図書館で探してみます^^
すずな@主
2008年11月10日 15:33
>べるさん
昨日、新聞広告で新刊情報を見て、私も興味を持ったところでした。読んでみようと思っています。
会社の同僚に借りたので、私も表紙を見てちょっと引いたんですが(笑)、中にイラストは一枚もないんですよー。読みやすくって短時間で読めました。多少、ラノベっぽさを感じはしましたけどね^^;
数編はTVドラマ化されてるようです。

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