誘拐児(翔田寛)

第54回江戸川乱歩賞受賞作。
終戦翌年、昭和21年に起こった誘拐事件。犯人は逮捕できず、誘拐された子供も見つからなかった。そして、15年後、事件が動き出す・・・。

読みながら、ラストが読みたくってしょうがなかった。・・・たいくつで;;;もうね、途中で挫折しそうでした。最初は良かったんですね。掴みはOK!って感じで。それが、”中だるみ”って感じで、だんだんと読むのが辛くなっていったんですよね。乱歩賞受賞作ってことで期待が大きすぎたのか、どうもイマイチ感が・・・。

ある程度読んだところで、真相がだいたい分かってしまったんです。あ~このお母さんは、そういうことかぁ。で、犯人はこの人だろうなぁ・・・って。そしたら、途中経過を読むのがシンドクなってしまって・・・。真相がある程度分かってから、そこから読ませる文章力っていうか、そういう魅力を感じられませんでした。親子の情みたいなものを全面に出してくれれば、私的にはまだ読めたと思うんですが、主人公からはそこまでの心情が伝わってこなかったし。

誘拐事件と殺人事件。主人公達と2組の刑事達が、それぞれのアプローチで真相へ向かう。かなり場面転換もあったりして、そういう構成自体は面白かった。ただ、2組の刑事達がですね、読みながら「あれ?どっちだっけ?」ってごっちゃになっちゃったりもして、読み難かったかな。まぁ、それは私の読解力のせいかもしれないけどね(笑)

乱歩賞って新人賞みたいなもんだから、まぁ、しょうがないかな。今後に期待ってことでしょう。・・・と、思ったら、この著者ってば既にいくつか作品を発表されてるみたい。あれ?新人賞じゃなかったんだねぇ。私の勘違いのよう。だったら、もうちょっと・・・と思わずにはいられないです。うーん。なんだか最近、”受賞作”っていうのに空振りさせられてばっかりだなぁ・・・。私の読み方が悪いのかしら・・・。




誘拐児
講談社
翔田 寛

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この記事へのコメント

2008年11月24日 20:35
 私も乱歩賞=新人賞だと思ってました。
 文章とか構成とかはしっかりしてる印象がありましたが、どっちが面白かったかというと、もう一つの方ですかね。
すずな@主
2008年11月25日 15:40
>higeruさん
乱歩賞は新人賞ってイメージがありましたよね。
もう一方の方は、図書館の予約待中なんですよ。楽しみです。
2008年12月14日 19:34
イマイチ感の残る作品でしたね~。もったいない。
二組の刑事はもっと個性を際立たせて上手く彼らの対立を描いたら面白くできたんじゃないかとか、上から目線で感じちゃいました(^_^;)
すずな@主
2008年12月15日 15:21
>エビノートさん
そうなんですよね;;;ちょっと、もったいない感じでした。
そうですね。刑事の対立をもっと強く描いてくれてたら面白かったような気がします。

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  • 【翔田寛】誘拐児

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