武士道セブンティーン(誉田哲也)

武士道シックスティーン」の続編。

この続編も面白かったよー!お出掛け予定をやめて、読み耽ってしまいました。じゃなくて、読書に熱中しすぎて、出かけるタイミングを逸してしまったというほうが正しいかな。休日の癒しタイムである「岩盤浴」に行きそびれてしまった(笑)お陰でちょっと肩凝りが・・・;;;

あの再会から物語が始まるのかと思いきや、早苗が福岡へ引っ越すところから始まっていてビックリ。というか、最初は再開後のお見送りシーンだと思って読んでたので、話のつじつまが合わず「んんっ?」と戸惑ってしまった。

あの再会までに早苗ちゃんも色々とあったんだなぁ、としみじみ。そりゃ、あの早苗ちゃんが伝統ある強豪校へ入った訳だから、戸惑いや葛藤が無いはずはないんだけどね。シックスティーンでの再会シーンからは想像もしてなかったんですよねぇ。「剣道は楽しい」という気持ちが揺らいでしまった早苗ちゃん。それを救ったのは香織ちゃんでした。うーん、友情って素晴しい!ただ、最後の選択にはねぇ・・・。分かるけど!その気持ちも分かるけどっ!でもさぁ!・・・ねぇ。あの場面では、ついウルウルっとしてしまいました。

そして、部の一部員としての自覚を持ち始めた香織ちゃんは、角が取れて良い感じでした。後輩の面倒を見つつ、部の為に先輩に土下座までする。成長したなぁとしみじみ・・・。お父さんとも良い関係を築けているようでほのぼの。

早苗と香織が、それぞれに「武士道」の道を歩む姿は素敵でした。ちょうど北京五輪で柔道に熱くなった後だったので、スポーツと武道の違いというのも考えてしまった。そういや剣道って五輪競技にはなってないんだ!ということにも気付いたり。でも、この作品を読んだ後では、五輪競技にはなって欲しくないなぁとも思っちゃいました。勝てばいいということではないんですよね。武道と呼ばれるものに親しんだことの無い私でも、その感覚が理解できるっていうところは、私もやっぱり日本人なんだなぁと改めて思ったり。

そうそう!再登場を心待ちにしていた清水君がねぇ・・・。こういう登場は期待はずれですなぁ;;;ちょっと、いや、かなりガックシ;;;ヘタレすぎます。最初はヘタレでも最後はガツンとやるのかと思ってたのに・・・。あの展開にはちょっとねぇ;;;でした。まぁ、お陰で香織ちゃんが「武士道」というものを悟ったんだけどさぁ。なんだかなぁ・・・な気持ちは拭えず。

最後は早苗と香織というライバルにもう一人登場した感じですね。この2冊が出たからには「武士道エイティーン」も出るんでしょう!と信じてますが、次は3人の好敵手物語なのかしら?楽しみです!そして、出来るなら清水君にも再登場してもらって、バシッと決めてもらいたいもんですなぁ・・・。



武士道セブンティーン
文藝春秋
誉田 哲也

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この記事へのコメント

2008年09月11日 22:09
すずなさん、こんばんは(^^)。
早速「セブンティーン」、読まれましたね♪
王道青春物ではありますが、きちんと女の子らしい心情も描かれていて、とても読み応えがありましたね。
・・・そうなんですよねぇ…ヘタレの清水、ヘタレ過ぎ。ヘタレは好きだけど、ぎりぎりだわ~私。是非に「エイティーン」では頑張って頂きたいと思います(笑)。
2008年09月13日 01:17
すずなちゃん、こんばんは。こちらも読み終わりました!
なんだかんだと、前作よりも盛り上がってしまいました。知っている土地が出てくると、やっぱり嬉しいですね。
感想がちょっとかぶってしまったところがあります。すみません。

女の子の青春は恋愛ばかりじゃないんだぞ!ってところもいいですね。
清水君じゃ王子様にはなれないし……。
すずな@主
2008年09月13日 11:02
>水無月・Rさん
実は図書館の返却期限は他の本の方が先だったんですけど、手元にあると我慢できませんでした(笑)
武士道の道を邁進しつつも、ちゃーんと女の子。あ~これぞ青春!です(笑)前作同様、楽しませてもらいました。
そうなんですよ!清水君のヘタレ具合にガックリ膝を折った感じでした;;;水無月・Rさんはギリギリでしたか。私的にはアウトですぅ^^;エイティーンでの巻き返しを期待します(笑)

>あまねちゃん
競うように読んじゃったね(笑)読んでもない本を送るのはどうよ?と躊躇したけど、ハズレじゃなくってほっとした~(^^ゞ
感想がかぶったり、逆に正反対になったりするのは、よくあることだし、当然のことだと思うので謝ることはありませんっ!てか、かぶってても、あいかわらず別物のような文章^^;文章力の差がありありと・・・;;;

そうそう!恋愛じゃなくても「あ~まさに青春!」だったね。夢中で読んだ。
清水君・・・もうちょっと頑張って欲しかった;;;
2008年09月13日 19:44
こんばんは。

この本(前の本も)とっても波長が合いました。面白くて、夢中で読みました。
対照的な二人が、刺激しあいながら歩く姿が興味深かったり笑えたりでした。

再登場の清水君(笑)。
今回は、多くを語れないキャラでしたが。(笑)
次回の展開に期待したいですね。
すずな@主
2008年09月15日 14:04
>くじらさん
面白かったですよね!!前作よりも成長した二人に、つい泣かされちゃったりもしました。
目指すものは同じなのに、アプローチ方法が違うって言うか・・・。でも、それがお互いの刺激になってる感じで、興味深く読めましたね。

清水君は・・・;;;期待が大きかっただけに、ガッカリ感も大きかったです^^;次作に期待です!
2008年09月26日 16:32
こんにちは^^
相変わらず楽しいシリーズですよね。シリアス要素が入っても、読後感はやっぱりさわやか。うん、青春小説はこうでなくっちゃ!!

ヘタレな清水くんが今後どんな活躍を見せるのか…は、やはりヘタレなので見違えるほどの変貌は難しいかな…と思うんですが、最後の最後でちょっとはかっこいいところを見せてもらいたいですよね。香織とのラヴ要素が発生するかどうかはおいといて(おいとくんかい!)
すずな@主
2008年09月27日 13:16
>麻巳美(まみみ)さん
まさに青春小説!ですよね。

たしかに、あの清水君ですからねぇ・・・。あのヘタレっぷりを返上するのはなかなか難しそうではありますね^^;でも、なんとか頑張ってもらいたいもんです。。。
2008年09月29日 20:06
こんばんは。確かに柔道を見てると何だか全然違う競技になったような気がして寂しい気持ちになっちゃいますね~。柔道も剣道もしたことがない私も同じような気持ちになります。やっぱり日本人だからでしょうかね。武者と武士の違いとか、ヘェェ~と考えさせられるものがありました。
ヘタレの烙印が付いてしまった清水君、次で汚名返上なるか?というのも楽しみですね。相当頑張らないと難しそうですが(苦笑)
すずな@主
2008年10月02日 14:23
>エビノートさん
世界中の人に「柔道」を知ってもらうのは嬉しいことだけど、その精神まで知ってほしいと思ってしまいますね。武者と武士の違い、私もへぇ~と思いました。
ヘタレ清水君の汚名返上はなかなか難しそうですが(笑)、でもちょっとくらいは・・・と期待しちゃいます。
2009年08月10日 15:34
大変ご無沙汰しておりました。しかし、そんなご無沙汰していた間に、出ましたね『エイティーン』が。本屋さんであの緑の表紙を見る度にウズウズしております。買っちゃおうかな……。
いや、しかしエイティーンを買ったら前の2冊も欲しくなるのは目に見えてるし、そんな余裕は我が家には(スペース的にも)。ここはやはりすずなさんのポリシーと同じく図書館さんのお力を借りたいと思います。
すずな
2009年08月19日 05:02
>たまねぎさん
こちらもご無沙汰してます^^;
私もエイティーンをつい買っちゃいそうで危なかったです;;;図書館からお呼び出しがあったので、今週末に取りに行こうと思ってます。楽しみ~♪

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