きみが見つける物語 恋愛編(アンソロジー【有川浩 他】)

有川浩、乙一、梨屋アリエ、東野圭吾、山田悠介が描く恋愛短編集。

”十代のための新名作””読者と選んだ読み切り小説集シリーズ”の1冊なんだそうだ。他にスクール編、放課後編、休日編、友情編というのが刊行されている。この恋愛編が最後で完結らしい。
・・・し、知らなかったぁーっ。そんなシリーズが出てたなんて;;;この本もだけど、他のシリーズもなかなか豪華な作家陣。他のシリーズも読みたいぞ。と、思ったんだけど、どれも既に発表されているお話ばかりみたいですねぇ。うーん。それならちょっと考えどころ。某通販でポチッとやっちゃったら後悔しそう。本屋さんで中身を確認してから購入を考えよう。

・あおぞらフレーク(梨屋アリエ)
この作家さんは初めて知りました。文章的にはちょっと合わないかな、という感じだったけど、内容的にはOKな感じ。自分で書いててイマイチ意味がわかんないけど(笑)
片想いの後輩が降らした”あおぞらフレーク”とか、キケンを知らせる「カーン、カーン」という踏み切りの音だとか、そういうのは面白かった。片想い味の空のカケラ。私も口に含んでみたいような。

・しあわせは子猫のかたち(乙一)
実はこの作家さんも初読み。とある事情(笑)で、「Zoo」を手元に確保してあるので、近いうちに読む予定ではあります。
泣けた!最後は切なくって堪らない気持ちになりました。松尾由美さんの「雨恋」と設定が似ていて展開が読めたりはしたけれど、それでも最後はうるうるとしてしまったんですよねぇ。読み終わって、すぐに読み返してしまった。他作品というか長編を読みたい!

・黄泉の階段(山田悠介)
他作品を読んで、二度と読むことは無いだろうと思っていた作家さん。だって、ホラーだったのに、全く恐くなかったんだもん。
という前提で読んだからか、そこまで拒絶反応はなかったかな。お話的には面白かった。死んでしまった恋人。本当に愛していたなら一度だけ会えるという神社。階段を一段一段上りながら、恋人との思い出を振り返っていく。・・・切なくなりそうなんだけどねぇ;;;やっぱり文章が合わないようで、感情移入が出来なかった。残念。

・植物図鑑 Paederia scandens var. mairei(有川浩)
ケイタイ小説サイト「小説屋sari-sari」で連載中の小説の第1章。有川さん大好きですが、この小説は発刊すると聞いたので読んでない。だって、チマチマ読むのは性に合わないし、紙で読まないと小説を読んだ気にならないんだもん。ということで、これが読みたくってこの文庫本を購入しちゃいました(笑)
・・・つ、続きが読みたいぃぃーーーっ!!と、悶え苦しむことになろうとは;;;ちょっと切ない恋物語なのかな、という感じ。有川さんなので話が進むにつれて、”ちょっと”じゃなくって”すんごぉーく”切ないってなりそうだけど(笑)回想録っぽい。フト目にした植物を見て思い出す彼。ひょんなことから拾ってしまって同居する事になり、そしてイキナリ消えてしまった彼。その彼との思い出を語るお話・・・になるみたいね。なのかな、どうかな、とイマイチびみょーな感想しか書けないんだけど。それぐらい、ちょびっとだけしか載ってないんだもん!ぬわー、続きがすんごく読みたくなってきたぞ。でも、ケイタイ小説は読まないぞ。読まない、読まない、よまない・・・;;;

・小さな故意の物語(東野圭吾)
東野さんらしいミステリ。恋愛編に入れていいのかと、ちょっと疑問も感じてしまいますが、まぁ気にせず(笑)これは、初期の作品らしい。うん、たしかにそうかも。と頷ける感じの文章だった。終わりかと思ったところで終わらず、そっちか!な真相。ただ、彼女の気持ちは匂わされてたので、そこまでの意外性は感じなかったかな。でも、東野さんらしくって面白かった。





この記事へのコメント

2008年10月07日 10:46
おはようございます。同じく「植物図鑑」につられて、我慢ーーーっ!!と自分に言い聞かせている最中です。(^^;;;
「しあわせは子猫の形」が入っている「失はれる物語」は、「GOTH」に比べると、ずいぶんマイルドで読みやすかったですよ。
すずな@主
2008年10月07日 14:43
>あまねちゃん
頑張ろうねぇっ!!(爆)
「失はれる物語」は「ZOO」を読んだ時に、他の方にオススメしてもらった作品です~。ますます読むのが楽しみになってきた!

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    Excerpt:  角川文庫編集部(編) 2008 角川文庫 コンピレーション・アルバムのような短 Weblog: 香桑の読書室 racked: 2008-10-07 10:42