そこへ届くのは僕たちの声(小路幸也)

はぁぁぁぁ。
パタンと本を閉じて、一つ深呼吸。

実はプロローグを読んだ時に、うるっときちゃってまして。これはヤバそうだなぁ;;;と思ってたんですよね。私の緩い涙腺が決壊しそうな本だなぁ、と。見事にその予感が的中しちゃいまして、最後はぐずぐずとティッシュをくちゃくちゃにしながら読んでしまいました。

子供達が頑張るお話は弱い。それも、どう考えたって命の保証は出来なくて、でも彼ら以外にそれを打開することは出来ないっていう状況で、「僕たちにしか出来ないんだから・・・」とかって言われちゃうとねぇ。その健気さと勇気と強さに堪らなくなる。フィクションだと分かっていても、「そ、そんなに頑張らなくってもいいのよー。逃げちゃっていいのよぉ!」と涙声で訴えたくなっちゃうんですよねぇ。そんな私は、傍から見てれば「こいつ大丈夫か?」って、すんごく怪しい人なんだろうけど(笑)

「遠話」という能力を持ち、その能力を使って密かに人助けをしている子供たち。そして、彼らの秘密に気付いた大人たち。大人達が真相を求めて動き出し、徐々に真相に近づいていくのを読みながら、もうドキドキですよ。うわーそこよ、そこっ!目の前にいるよっ!ひゃぁぁぁっ!みたいなね。真相に辿りついた時には大興奮しちゃいました(笑)そして、大事件が起こる。

最初にも述べましたが、もう、ぐちょぐちょですよ。子供たちの想いに涙し、大人たちの想いにも涙して。うぅぅ。心を満たすこの想いをどんな言葉で綴ればいいのか・・・。どんな言葉も陳腐なものになりそうだし、言葉にはしたくないとも思っちゃう。こういう時、自分の表現力の未熟さとボキャブラリーの貧困さに打ちのめされる。・・・そこまで言っちゃうと、ちょっと大袈裟だけどね;;;でも、この気持ちを表すピッタリの言葉を持ち合わせていない自分がとっても悔しい。

子供たちの勇気と友情にも打たれましたが、大人たちがそんな子供たちを理解し、信じ、尊重するところがまたねぇ・・・。私が同じ立場の大人だったらどうだろう。どうか、彼らと同じように、子供たちを見守れる大人でいたいものだと、深く強く思った。



そこへ届くのは僕たちの声
新潮社
小路 幸也

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