あぽやん(新野剛志)

このタイトルって「あほ」からきてるのかと思ってたんですが、違っていたようです。エアポートを略してAPO。で、空港で働く旅行会社のスタッフのことを”あぽやん”と呼ぶんだそう。なるほどー!

ということで、その”あぽやん”が主人公のお話。空港カウンターで起こるトラブルと、お客様を笑顔で送り出す為にそれらの解決に奮闘し、成長していく男性社員の姿を描いている。・・・と書くと、なんかすんごいお堅いモノか人情モノのような気がするんだけど、そんなことはない(笑)さらりと読めて、ちょっとホロリとする感じかな。

飛行機が苦手な私は海外旅行なんて考えたことも無いので、あぽやんとは無縁な人だし、成田空港なんてもちろん行ったことが無いしで、イマイチ想像が出来ないんですけど。へぇ~空港にも旅行会社のカウンターってのがあるんだ!という、無知丸出しなツブヤキから読書が始まりました(笑)

スタッフ間の恋愛とか、女性が多い職場ならではの軋轢とかが、空港ならではの出来事と絡めて描いてあって面白かった。著者が元旅行会社勤務ってことなので、その時のエピソードも絡めてあるのかな?とか想像すると、一段と楽しさも増しますねぇ。え?こ、こんなお客様って本当にいるの!?とか、そんなトラブルまで起こっちゃったりするの!?とか、どこまでが現実にあった出来事で、どこからが空想なのか・・・。全部、本当のことだったら・・・ちょっとヒヤヒヤどきどきしちゃったりもするけど、読むほうとしては面白さ倍増だなぁ(笑)

空港の内部事情も垣間見れて、そういうところも興味津々で読みました。年に一度くらい、それも国内旅行でしか利用しない空港だけど、これから空港を使用するときは、スタッフの方々をついついじぃーーっと観察しちゃうかもしれない。不審者に間違われないように気をつけなくちゃ(笑)



あぽやん
文藝春秋
新野 剛志

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この記事へのコメント

たまねぎ
2008年09月02日 23:48
私も飛行機とは縁がなくて、国際線も一往復しか、しかも十年以上前に利用しただけなので、記憶力と想像を働かせながら読みました。前売りなのに席がないとか信じられないですよね。
すずな@主
2008年09月04日 13:44
>たまねぎさん
あら、たまねぎさんも飛行機は苦手なんでしょか~?それとも、たまたま縁がないだけ?
あまり利用しない空港が舞台だったので、想像力が必要でしたね。
前売り分で席が無いとか、起こるトラブルが信じられないようなものばかりでビックリでしたよねぇ。こんなこと、実際にもあるんでしょうか。・・・ありそうですねぇ^^;
2008年09月05日 22:32
私も次に空港に行ったら、そこで働く人たちのことをズ~ッと観察してそうです。
観察に夢中になって搭乗手続きに間に合わないって事にならないようにしなくては(笑)
空港で働く人たちのこと、これまで意識したことがなかったので、こういうお仕事小説は興味深いですね。
すずな@主
2008年09月06日 16:28
>エビノートさん
ぬ!私も搭乗手続きに間に合わないってことにならないように気をつけなくちゃ(笑)
そうそう!色んな職業があるんだな~という気持ちを新たにした作品でしたね。

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