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zoom RSS のぼうの城(和田竜)

<<   作成日時 : 2008/07/27 06:36   >>

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第139回直木賞候補作。
読み始めはどうも乗れなくって「・・・ハズレ?」という不安が頭を過ぎったりもしました。が、なんとか読んでいくと、だんだんと面白くなっていって最後は「うん、満足!」と思える読書になりました。

秀吉の北条攻めで、唯一、落ちなかった「忍城」を描いた歴史小説。城代となった”のぼう様”こと成田長親を中心に、死闘を繰り広げた武士達が魅力一杯に描かれていました。

魅力的な人々ばかりでしたが、その中でも光っていたのはやっぱり”のぼう様”。領民から”でくのぼう”からきているこの愛称で呼ばれ親しまれているのぼう様。その彼が、秀吉の大軍勢を前に、開城ではなく闘うことを選択する。

武士としての、そして、人としての矜持をどこに持つのか。のぼう様の、一見ぽや〜んとしているように見える外見からは窺い知れない、度量の大きさと矜持の高さが一気に迸る様は、読んでいるこちらとしても喝采を叫ばずにはいられない。そして、ただただ感嘆するばかり。読みながら、領民達と同じようにのぼう様に一気に魅了された私がおりました。

ドキドキワクワクの読書になりましたが、歴史小説としてはちょっと物足りなさを感じなかったといったら嘘になる。なので、この忍城の闘いについては他の著者も描かれているようで、そちらも読んでみたいなーと思いました。



のぼうの城
小学館
和田 竜

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【のぼうの城】 和田竜 著
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じゅずじの旦那
2008/07/31 18:29
のぼうの城 〔和田 竜〕
のぼうの城和田 竜小学館 2007-11-28売り上げランキング : 452おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools ≪内容≫ 時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。 武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。 城主・成田長親は.... ...続きを見る
まったり読書日記
2008/10/30 19:37
のぼうの城(上・下)
 和田 竜 2010 小学館文庫 武州忍城。別名、浮き城。荒川と利根川の間に挟まれた湖上に浮かぶ島々。その島々に城郭や武家屋敷群が築かれ、橋で繋れている。城主は成田一族。その城攻めを豊臣秀吉から命じられたのは石田三成。 読み始めてから慌てて調べたが、これは実際にあったお城であり、この小説は史実をもとにしている。下巻末には主な参考文献も付されているが、著者がフィールドワークも行って様子が文中からうかがえる。資料の記述を交えて著者自身の所感が挿入され、これがまったくの架空ではないことを裏付ける。その ...続きを見る
香桑の読書室
2011/01/20 12:30

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
うん、私も序盤はハズレ?と思った口でした。戦が始まると面白かったんだけど。のぼう様はじめ、登場人物のキャラが立ってましたね〜。
エビノート
URL
2008/10/30 19:47
>エビノートさん
ですよねぇ!挫折しそうでしたもん^^;
その反動からか後半は面白く読めましたね〜。
すずな@主
2008/10/31 14:45
こんにちは。やっと読んだです。
正木丹波がお気に入りでした。わき役さん達が魅力的でした。
余計な説明をそぎ落としている分、読みやすかった印象です。
香桑
URL
2011/01/20 12:35
>香桑ちゃーん
脇役さん達はもうね、なんだかうろ覚えなんだけど^^;みんなカッコ良かったな〜ということだけは覚えてる。
私はそこに物足りなさを感じたのかな…と思いまする。
すずな
2011/01/21 12:30

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